宝塚-花組 / アデュー・マルセイユ & ラブ・シンフォニー
花組公演ミュージカル・ピカレスク『アデュー・マルセイユ』とグランド・レビュー『ラブ・シンフォニー』を見てきました。
春野さんの退団公演というだけあり、随所に見られるサヨナラのメッセージが非常に印象に残った公演でした。
いつも通りの何も考えずにネタバレしつつの適当観劇日記は続き。
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■アデュー・マルセイユ
ジェラール＠春野さんかっこいい！
シモン＠真飛さんかわいい！
ジュリア＠愛音さんオトコマエ！
なマルセイユを舞台としたちょいワルっぽい春野さんが実は……、というお話でした。春野さんがかっこいいのはもう動かぬ事実なのでそこら辺は置いておくとして、いやもうなんといかジェラールの幼なじみシモンのかわいいまぬけっぷりに目が釘付けですよ。決めるところは決めてかっこいいんですけどね。かなりシリアスなお話なんですが、笑えます。癒されます。ジュリアがオトコマエなので余計にかわいいです。ジュリアはさすが普段は男役さんの貫禄。
ジェラールの隠している秘密が明かされたときから「銭形のとっちゃんがたいほだーと走り回っている姿」が頭から離れずに少し苦労しましたが、こういう設定大好きです。かっこいいなぁ。一番くーっかっこいいなぁと思わずしびれてしまった場面は、ありがちですがラストの方でジェラールがヒロインの背中を押すシーン。大人の男だ。ダンディズムだ。ああ、サヨナラなんだなぁ、未来に向かって進むサヨナラなんだなぁと改めて実感です。それほど熱烈にファンというわけではないのですが、思わずホロリと来てしまいそうな憎い演出です。
相変わらず(?)序盤の説明台詞の多さに一瞬辟易としそうになりましたが（ぶっちゃけた所、あそこまでの解説が必要なのかは疑問です）、なにはともあれ、皆さんかっこよかったので。
■ラブ・シンフォニー
序盤からがっつんがっつんの激しさにおおお、ショーだ、と見入っておりました。ただ、お衣装がマルセイユの時とあまり代わり映えのしない系統なのでそこら辺はちょっと残念かなぁと。せっかくなので全く違う系統でせめていただいて、いろいろ楽しめたら尚うれしかったかも。お気に入りはラテン・シンフォニーの一連。フラメンコ系の踊りは色気があってかっこいいので大好きです。
お芝居もショーも春野さんの美声が轟き、非常に満足いく公演でした。これで終わりと思うと寂しいのですが、とにもかくにも、最後までかっこよくて良かったです。