宝塚-月組 / ME AND MY GIRL

素人の観劇日記宝塚, 月組

月組公演『ミー&マイガール』を見てきました。

有名作で元々はロンドンミュージカルで、でもって名作という話は聞いていたんですが実際は見たことがございませんで今回初見なのですが、噂通り見た後非常にハッピーになれる楽しいミュージカルでした。
宣伝文句の「ひとりのラッキーより、ふたりのハッピー」というキャッチコピーそのままのあったかいミュージカル。

ネタバレあるかもしれないいつも通りの適当感想は続き。


今回は、オケがグッジョブ!でした。(演者よりそっちかいな……)
海外ミュージカルといえばめちゃクライマックスで音外す某楽器にげんなり、ということが(大変だと思いますが)多々あったのですが今回は音外すどころかすばらしかったですよ(注:楽器関係はまるで素人なので評価甘い)。よく考えれば音外す楽器のソロっぽいのがなかったとか、全編音楽で進むミュージカルでないので余力があるんじゃなかろうかとかいろいろありますが、そこら辺はおいとくとして。
幕が下りた後もサービスか一曲おまけで演奏してくださるのでそれは必聴ですね。幸せ気分再びです。指揮者の人もノリノリで、ピットの中の人も手を振ってくれるくらいのノリの良さだったのでなんか幸せです(笑)。

ストーリーはいろんな所に書いてあるのでとりあえずはしょりますが、とにかくいろいろあって最後にハッピーなエンディングになるのは本当に気持ちがいいですね。ビルとサリーのお互いを思う故のすれ違いや、マリア叔母上の貴婦人っぷりやジョン卿のパッショネイトぶりや(……、あ、前の演目……)、ジャッキーさんの誘惑やジェラルドさんのええとこのボンっぷりがよかったです。あとは執事さんが地味にツボ。ここのところなぜか個人的に各所で執事が盛り上がってます。
サリーマイフェアレディ計画など想像の斜め上を行く展開もちょっと楽しかったです。こんな所でまで教授がんばってたのか、と(笑)。

本日の公演はいろいろなものが落ちたり飛んだりで生の楽しさ、というのでしょうか、そこら辺を楽しんだような気がします。落ちたのは元からかミスしたのかはよく分からないのですが、初舞台生ロケットで靴が飛んでいったのはさすがにわざとじゃないよなぁ。オケピットに華麗にゴール。真ん中の方だったので目立っておりました。そしてそのときの表情を偶然オペラグラスで目撃。やっちまった感のある笑顔がめちゃくちゃかわいかったですよ……(見守る気分)。

ラストのフィナーレはミーマイ仕様というかでわりとあっさりめ。出雲さんのエトワールソロしかなかったのが新鮮です。トップスターですらソロがない大階段もあるのか……。サリー、マリア、ジャッキーのウェディングドレス姿が眼福でございました。彩乃さんがこれで退団というのは非常に寂しいのですが、最後のウェディングドレス姿はよかったなぁ。

しばらくは、気の滅入ることがあってもラベンスウォークでも思い出して陽気にいきたいと思います。