旅日記:ウィーンに行ってきたよ 街中観光編

つれづれ旅日記

2日目から本格的に観光をする。
実はその昔超特急で有名どころのウィーン観光をしたことがあるので、市内の観光自体は割となおざりでございました。同行人にここで謝りたいと思います。
以下、ウィーン市内の観光地どばーっと。長いです。

ウィーン市内は正味2.5日くらい。もうちょっとゆっくりできたらいろいろ変なところも行けたかもしれませんが、2.5日では有名どころだけで精一杯です。

ひとまず、滞在先がリンク(市内の路面環状電車)内とはいいませんがリンクのすぐそこだったので観光にはバッチグーなロケーション。まずは街中のたばこ屋さんに行って市営交通機関の乗車券を購入。24時間や72時間券などと迷いましたが、市内で移動する日がちょうど4日なので、二人合わせて考えて8日ということで、8日券(複数人で使っても可、とにかく8日分)を購入(22Euro前後)。でもってリンクを一周して(約30分)大まかな街の雰囲気をつかみます。有名どころの観光スポットはほぼこのリンク内に集約されているのでとても観光しやすい街です。

(写真はクリックででかいのでてきます)

<1日目>
◆ホーフブルグ
ホーフブルク宮殿ひとまず最初は新王宮ホーフブルグに行く。ここでは「シシィチケット」という。ホーフブルグとシェーンブルグで使える共通入場券を買う。行く日は違ってよいので(私が読み解いたところによると1年間有効)、両方行くのであればこれは買いです。結構お得。ホーフブルグではなんかすごい量の豪華な食器にびびる。
そして、ここにはシシィミュージアムというのがあった。前来たときはなかったような気がする。悲劇の皇妃エリザベートにまつわるものがいろいろ展示。ミュージカルやらなんやらで超有名なシシィ様ですが、個人的にはここでもフランツ・ヨーゼフ(旦那)に目がいってしまう。やっぱりかっこよかったのね……。最後まで奥さんにベタ惚れだったんですね。同行人と「シシィは鬱やね」という結論に達しつつ、午前中+αをホーフブルグで過ごす。

◆オペラ座
オペラ座の休憩室らしいところ入場料だけで参加できるガイドツアー有り。日本語は不定期で、私の時は11時と15時の2回だった。ちなみに、英語とドイツ語のツアーは回数多かったっす。
どうせなら、よく分かる日本語の時にいこうぜーと朝イチでの見学予定をさっさと変更して、15時のに参加した。今回はなぜか街中で日本人に出会うことはほとんどなかったんだけど(チャイナな人はたくさん見たけど)、このガイドツアーでこんなに日本人がいたのかという感じの日本人が集まりびびる。そしてガイドさんがイケメンなオーストリア人のおにいちゃんだったのですばらしかった。
オペラ座の舞台裏(右手方向客席)このガイドツアー、とても面白かった!客席やら休憩スペースはガイドツアーじゃなくても見られるでしょうけど、舞台裏まで見に行けた!すごい、舞台裏すごい広い!お兄ちゃんの話によると、客席より舞台の方が広いそうな。某歌劇団の舞台はもっと広いから舞台裏ももっと広いんだろうと変なところに妄想の羽を羽ばたかす。
ガイドツアーやってる時期にここに行くのなら、ガイドツアーの参加は超おすすめ。

◆モーツァルト博物館
モーツァルト博物館の近所個人的に今回一番微妙な観光スポット。面白いことは面白いんですが、オーディオガイドがとてもつまんない。もっとこう緩急をつけていただけると聴き甲斐もあるというものですが……(垂れ流し系)。
入場券買うときに「にまいくれー」「学生?」「IDないけどー(嘘)」「いいよー」というかんじで学生料金で入れたのでつまんなくてもよしとしとく。

◆シュテファン寺院
シュテファン寺院から見た風景言わずとしれた大寺院。でけぇー。行ったのが日曜日だったのでミサをしてた。おお、荘厳。
元気な時代なら階段上って高いところまで行ったでしょうが(南塔)、体力のなさを考慮して、余分にお金払ってエレベーターでちょっと低い北塔へ。こっちでも十分街中一望できてき、れいだった。

◆モーツァルトコンサート
楽友協会にて観光地じゃないけど、楽友協会でやってたモーツァルトコンサートに行ってきた。夏はシーズンのオフなんでなんもやってないんすよねぇ、観光客用のやつ以外は。そして、とても楽しかった!一番やすいの買ったのに、予約していったからか(当日朝イチで観光案内のところで買った)開演時間ぎりぎりにいったからかなぜか2ランクほど上の席だった。
そして、その名の通りモーツァルトの曲だけやると思ってたんだけど……なんと、最後の2曲はアレですよ、楽友協会=ウィーンフィル=ニューイヤーコンサートという連想ゲームのおかげか分かりませんが、美しき青きドナウからラデツキー行進曲のコンボ。うわ、鼻血でそう(笑)。ラデツキーはもちろん観客の拍手参加ありだったけど、オケの人数少ないから満員じゃない観客でも拍手負けしてた。

<2日目>
◆シェーンブルン宮殿
グロリエッテ泊まっていたホテルの近所の地下鉄の駅から一本でシェーンブルン宮殿に。おおお、マリアテレジアイエロー。まさしく「文句があるならシェーンブルンにいらっしゃい」といわんばかりのロイヤルさがすばらしい(注:×シェーンブルン→○ベルサイユ)。
ひとまず宮殿内に入る前に庭園をどばーっと一回りしたんだけど、これがもう暑くて死ぬかと。とくに庭園の目玉グロリエッテは最後のラストスパートが影がないだだっ広い丘なのでもう死ぬかと。
シェーンブルン宮殿宮殿内はホーフブルクよりちょいと落ち着いた感じがしたのだけど……どうだろうか。しかし、ヨーロッパのお城見ていていつも思うのが、部屋が兼通路なもんでここに住んでた人たちは落ち着く間がないのだなぁ、と。いやもう慣れてたら何も感じないのかもしれないのだけど。エリザベートが旅行にふらふら行きたくなるのもちょっと分からなくもない。
午前中いっぱいの予定がそれ以上ここで時間をつぶすことになる。宮殿恐ろしや。

◆ベートーベンの散歩道
ベートーベン小道いわゆる「ウィーンの森(北)」にあるちょっとした観光地……なのか?観光客全くいなかったけど、地味すぎるのかこれは。電車よりバスの方が難易度が高いのでできればバスは乗りたくなかったのだけど、歩くのとバスならバスでまごついた方がまだましという理由からHeiligenstadterからバス38Aの5駅目くらいのAmbrustergで降りて、とぼとぼ歩いた。「ベートーベンの遺書の家」というのに行きたかったのだけどたどり着けなかったので、ぼへぼへ歩いたその先にあった散歩道で我慢した。
ベートーベンの小道の入り口くらい都会の中のオアシスである。とても高級住宅地っぽかった。
帰りは”Beethovengang”とかいうそのまんまの名前の市電の駅から中心部に帰る。いやー、やっぱりいいですな、路面電車(ヨーロッパの路面電車ズキー)。

◆ウィーン市庁舎
ウィーン市庁舎(オプション:巨大スクリーン)個人的に穴場というかオススメ。ちょうど夏のオフシーズンはここでフィルムフェスティバルやってるので、ただでいろいろ見られる。私が行ったときはフランスの近代オペラ「パリジェンヌ」とかいうのをやっていた。オペラはフランス語で字幕もフランス語で正直よくわからん。でも、なんか楽しそうだった~。上映開始が21:10くらいと、日本人的にえらく遅い時間にはじまったため、2場くらいまでで帰ってきたのだけど…….。
各国料理が揃っている屋台のご飯はリーズナブルでおいしいのでとてもオススメ(そしてここでも外れはないだろうとインド料理を食べるインド料理好きな私)。

<3日目>
帰る日。15時頃にホテル集合だったので軽くそこら辺を観光してみる。

◆市立公園
市立公園のシューベルト像街中にある超巨大な公園。街のど真ん中ということが信じられないくらい静かでいい感じだ。朝イチに行ったので団体客もおらず、さらにすばらしかった。あー、これならなんかこう少女小説的一場面が妄想できるよ……(オタク的なにかが我慢できない)。
webカメラがあるので、現地の状況を割とリアルタイムにキャッチできたりする。そんなwebカメラはこちらから→

◆美術史美術館
美術史美術館の正面(マリア・テレジア像付き)古代からルーベンスやらなんやらの絵画まで揃ったまさしく「美術史」の博物館。
いつも思うのだが、ヨーロッパの美術館にあるエジプトとかオリエントの柱って、切り取って持ってきてるわけで(大英博物館とか)……ヨーロッパの人って野蛮だよ!これ!
絵画の方はいろいろと私でも見たことある絵がたくさんありました(主にルーベンス)(というか、はっきりいってルーベンスとフェルメールくらいしか知らないよ!)。
ここでもじっくり見てたら時間が経つのがとても早かったです。

前にテレビでやってたリヒテンシュタイン美術館というのにも行きたかったのだけど、残念ながら時間切れでした。残念ー。