旅行記:ウィーンに行ってきたよ 帰る編

つれづれ旅日記

涙をのみながら家に帰るまで。
キーワード:機内食はカップ麺。


帰りはウィーン→フランクフルト→成田→伊丹でウィーン出発から伊丹着まで24時間の長丁場。もう二回の乗り換えはやりたくないと心に固く誓う。乗り換え1回の南回り経路と同じくらいしんどい……。
ひとまず飛行機の出発2.5時間前の15時頃にホテルにお迎えが来るというのでそれまで市内をぶらぶらして、20分前にロビーに行ったらお迎えの人がもう着てた。早。お土産の追加やら荷物の入れ替えやらを集合時間前にしようと思ってたのでとても焦る。係の人は焦らなくていいとか言っておられたが、口調が超忙しい人なのでとても焦った。
これまた私たちしかいなかったので、高級車(私基準で)でホテルから空港に送ってもらう。このまま日本に帰るので、預ける荷物にいれておくならウィーンの空港で免税手続きができるらしい。同行人がさくっと免税手続きをしていた(私は免税できるひほど買い物できない←チキンハート)。

≪御参考:免税手続きの方法≫←うろ覚え
一旦航空会社のカウンターでチェックインする。預ける荷物に「成田まで」のタグ(名前知らん)もつけてもらう。
航空会社のカウンターで免税手続きするんでとか言って荷物を流さないで引き取って、カスタムとか何とか書いてある税関用のカウンターに行く(オーストリア航空のカウンターならすぐそこ)。
免税手続きしてくれとかなんとかいって書類を渡して荷物をそのカウンターに預ける。ここで「免税品はこのスーツケースにあるよ」と主張することを忘れてはいけない。
税関カウンターから荷物は流してくれるので、税関で免税書類にスタンプをもらう。
そのまますぐそこにある銀行に行ってお金を返してもらう。
注:ユーロかその他の外貨(日本円)選べますが、ユーロの方がベター。外貨だと手数料数ユーロ(5ユーロくらいか?)とられるらしい。

オーストリアの空港にてフランクフルトまではオーストリア航空。オーストリア航空は機内食がおいしいので好き。機内の色遣いが日本ではあり得ないくらい派手で感心した。かわいらしいのですが。そして、テーマカラーは国旗由来の「赤」。FAさんたちも真っ赤。ストッキングも靴も鞄も赤かった。
ようやくたどり着いた電車乗り場さくっとフランクフルトに着いたら、そこからがこの旅一番の苦行の開始。フランクフルトで機内食を提供しているケータリング組合か何かがそろいも揃ってストライキしてるんで機内食の提供が難しいという情報を飛行機降りて入手する。全日空のお詫び看板をみて「ははー、ANAは大変だね」とか言って日航のカウンターを目指す。フランクフルトではカウンターまでの行き方の説明と地図と入手していたのに迷う。○年前の恐怖再び(フランクフルトで迷いまくって長距離電車を逃した)。今回はそこまで迷わなかったけどターミナル移動のための電車になかなかたどり着けなかった。広い空港も考え物だ。アムステルダムみたいに平面ならそんなに迷わないんだけどなぁ。

それはさておき、なんとか日航のカウンターについたらどどんと「お詫び」の張り紙が。おっとここでも機内食の提供が……難しいらしい。カウンターはその説明をするためか何か知らないけどとても待った。人そんなに並んでなかったのにごねてる中国人(推定)ががんばりすぎてて超待った。乗り換えの時間が割とタイトで(注:迷ったせい)、その上気が短いのでさっさとあきらめろとか暴言を日本語で口走りまくった。ごめんなさい。
カウンターのお姉さんに食事券(10ユーロ分)をもらった。空港内で使えるからこれで我慢してね、搭乗待合いの所にもおにぎりとか置いてあるから、とお詫びを受け(たぶん)、搭乗口までとても急ぐ。その間に何か食べ物を調達しようという魂胆だった。しかしこれが間違いだった。

店がない。

日航の入っているターミナルが改装中らしく、出国後は大きな免税店ひとつとマッサージやさんの2店しかあいてなかった。唯一あったレストランも、他の航空会社の貸し切り(おなじく機内食を出せないため)らしく使えない。日本食のスタンドもあったけど(かなり恐ろしそうな日本食でしたが)、店員がなかなか応対しないうえに(客が待ってるんだから金計算は後だろう……)全て売り切れてしまっていた。慌てて他のターミナルに行ってみるが、クーポンは使えないとか言われる。どこでも使えるんじゃなかったのか。

あきらめて搭乗口に向かうと、ジュースとかおにぎりとかおいてあった。悔しいからおにぎりを食べた。しかし、ゲートオープンぎりぎりに行ったためあんまり残ってなかった。切なくなった。

機内では、最初のご飯はカップのラーメンかうどんかそばか選べた。なんとなく「ラーメンでスカイ」を選んで、マフィンがでてきたのでそれも食べた。私の機内食に対する期待がことごとく消え去っていく。とてもお腹が空いていたのでこれくらいでは満たされてない私のお腹。カップ麺をおかわりしようと思ってしまったけどなんかそういう雰囲気でなかったのであきらめる。
前方の方にお弁当らしき物をがっつり運んでいくのを目撃した。いいなぁ、エグゼクティブは。しかし、エグゼクティブもえらい高いお金払ってあれでは割に合わんよな、と思ったりもする。
お休み時間中にとてもお腹が空いたりしたので、飛行機の最後尾の所になんか置いてないかなぁと遊びに行ったらお菓子が置いてあったのでむしゃむしゃ食べておいた。
2回目のご飯は温かい食事が出てきた。とはいっても、ルフトハンザ印のパスタの軽食系。日航機でルフトハンザ印のご飯を食べることにとても違和感を感じる。

日本に着いたら降り口のところでごめんなさいのマイルか金券か送りますはがきと共に食事ボックスをいただいた。ありがたくちょうだいし、伊丹への飛行機待ちの間にむしゃむしゃ食べる。パンとゼリーとジュース。お腹空いてたせいもあり、まあ普通においしかった。

最後の最後が強烈だったので、今回の旅の思い出はカップラーメンと相成った次第です。最後まで何が起こるか分かりませんね。