宝塚-花組 / 外伝ベルサイユのばら―アラン編―&エンター・ザ・レビュー

素人の観劇日記宝塚, 花組

宝塚のベルばら外伝第二弾見てきました。
これ、前のジェローデル編より面白いなぁと思いました。ジェローデル編より劇内時間(?)が短いのでストーリーとして無理がないというか「はしょりすぎっ」と思うことがなかったというのが一番の原因、そして「慣れた」というのが大きく寄与してるのかもしれませんが。

感想書いてみてすごいネタバレっぽくなりましたが(注:いつのものこと)、続きは格納。

■ベルばら外伝 アラン編の見所

  • アランが男前。
  • アンドレが胸キュンっていうかビジュアル的にもすごくよい。
  • オスカルがりりしく、そしてかっこよかった。ええわこのオスカル。
  • 衛兵隊の並びがすばらしい。目の保養ぐふふ。
  • オスカルをめぐるアンドレとアランの密かな攻防がこれまたいい。というかアンドレよすぎ。
  • 衛兵隊とアンドレの「夕日に向かって走れ」に涙。

まあこんな感じで。
アランの妹ディアンヌがどういった形で絡んでくるのかと思いましたが、「荒廃したベルサイユ宮殿に過去を懐かしみに来たアランと成仏できずにアランをストークの背後霊と化していたディアンヌの昔語りでお話が進んでおりました。つうか、ディアンヌ生きてる姿で一度も出てこないってすごくかわいそう……。
愛の形はいろいろだよねーとジェロ様編と同じ事が主題のひとつとなっていましたが、リアル兄妹としてはディアンヌ→アラン的アレは受け入れがたいものがあるので、オスカルにほだされていくアランという展開でとても良かったです。
あと、今回はジェロ様編と違って全編まじめに進んでいたように思うのですが、途中なぜか笑いが起きていたのがすごく疑問。一階席を中心に笑っていらしたので近くで見たらすごく笑えるシーンだったかもしれませんが(本当に後ろも後ろで見ていたのです)、展開的にあれは笑う所じゃないと思うんだけどなぁ。アランの抑えきれない気持ちとか、アンドレのアランへの共感とか、ねぇ。
アランのオスカルへの想いとかが良かっただけに、そこだけはちょっと納得いかない。
「オスカルの想いを生きて繋ぐ」といった言葉が次のベルナール編につながるんだろうか、と深読みしたりしてみます(注:ベルナールが果たして生き残ったのかはよく知らない)。

■エンター・ザ・レビュー
2005年の大劇場公演のレビューですね、これは。見てたことをすっかり忘れていたのでなんか聞いていたことのある曲だなぁと思っておりましたがあれか。しばらく(とはいっても半年くらい)生で宝塚を見るのを封印する直前に見たやつなので思い出深く。
さて、このレビューはなんか楽しくてとてもきれいで好きです。白いひらひらのドレスがきれいできれいでー。眼福ー。オープニングとフィナーレのあのひらひらどれすがええわー。最初の方の黒燕尾(白手袋装備)もええわー。まとぶさんかっこよかったわー。女装してうたってたところは迫力ー(しかし、三階席は置き去りの展開)。
しかし、このレビューで一番すばらしいと思ったのは壮さんの猛獣使いのところです。あれはもうなんか犯罪です。すっきり美人は、なんというか、ツミヅクリデスネ!