バカとテストと召喚獣3 / 井上堅二

本の感想, 作者名 あ行井上堅二

学力強化合宿前日に明久は謎の脅迫状を受けとり、雄二は霧島さんからとある「既成事実」を突きつけられる。明久は自身の名誉のため、そして雄二は未来のために脅迫状の送り主を捜すことを決意する。こうして、文月学園の2年男子全員を巻き込み合宿中に女子風呂を覗くという史上最大の作戦が敢行されることとなった。


バカテス第3巻。諸処の事情から女子風呂を覗く必要が生じた明久と雄二が、女子風呂を覗くために全身全霊を傾けるお話。全男子vs先生+女子の知力体力時の運を尽くした熱い戦いが繰り広げられました。

俺の屍を超えていけ系のすごくかっこいいシーンがあったりししました。あらゆる手段を駆使して絶対的に不利な状況を乗り越えようとする姿が不覚にもかっこよかったりしました。しかし、やろうとしていることは女子風呂の覗きです。よくよく考えてみるとあのかっこよさは何なんだろうと泣けてきます。ここまでくるとアホすぎて素敵ですね。
一方、明久を巡る三角関係は思わぬ前進があってびっくりです。さすがにこれは……進みますよね普通。どうなることが純粋に楽しみです。

imgバカとテストと召喚獣3
井上堅二/葉賀ユイ
ファミ通文庫(2007.09)
IBSN:978-4-7577-3682-5
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