[ミュージカル]AIDA アイーダ

素人の観劇日記観劇(宝塚以外)

梅田芸術劇場のアイーダを観てきました。

ヅカ版もDVDを買ってしまうくらい好きなんですが、こっちも面白かった!
ヅカはヅカでいいものですが、歌が皆さんうまいというのも素晴らしいですね~。人海戦術面ときらきらとフィナーレがあるという点ではヅカ版に分配ですが、これはこれで熱くて大迫力でいいです。

ちょっと前に宝塚でやっていた「王家に捧ぐ歌」を原作に、ということなので話とか展開とかちょっとくらい変わってるのかなぁと思ってたんですが、ほとんど変更なしでした。前日にヅカ版DVDを観たので間違いない。新曲があるということでしたが、ラスト近くのアイーダのソロ以外はだいたい聞いたことがあるナンバーだったと思います。もちろんすごつよも健在。中毒性のある曲だ。

アイーダが格好良くてかわいくてきりっとしててよかった!さすがだ。
アムネリス様も歌うま!歌声は貫禄なのにしゃべると割とかわいいとかなんかちょっときゅんとした。
ラダメス将軍はかっこいいなぁ、元気だなぁ。はじけてました。序盤の将軍になりてーというところはぴょんぴょん舞台上をかけずり回っていたのをみてちょっと笑いかけた……。そしてこの人なんか知ってるなぁと思ったら、エリザのルドルフで観たことがあるっぽいです。

普段たからづかばかり観ているので、男性陣が上半身はだかーとか妙なところにとても感心しました。皆さんすばらしく鍛えた体をしておられるのでとても目の保養な肉体美でしたが、序盤のラダメスの衣装はいろいろ突っ込みたくなった。レベルアップしていくとだんだん装着物が増えていくのもある意味見物だ(着眼点がおかしい)。

そして勝手に(私の中の)宝塚史上屈指のラブシーンと思っている「月の満ちるころ」の場面、やっぱりいいわー。ラダメスの勢いにほろりとアイーダが落ちてしまうあの展開がとても素晴らしい。他にもいろいろと好きなシーンがあるんですが、そこんとこ全部カットなしだったのも個人的にポイント高い。

このエジプトってアメリカか意識してんのかーとか(今さら気付いた)、オケの人も楽しそうだなーとか、いろいろ思いながらもいろいろツボだったのでとてもニヤニヤしました。アンコールもたぶん通常より一回多く(客席(主に1階と思う。上から見てたのでよく分からないけど)執念のアンコール)でなんかいいものみた!って終わってからじんわりときたり。DVDも出るらしいですが……つ、釣られないよ!

そして、総じて満足ですが一点だけ心残りが。直球勝負のラダメスも素晴らしいのですが、肝心なところでのエロさというか色っぽさというか色気が足りない(どれも同意語です)。