宝塚-宙組 / カサブランカ

素人の観劇日記宝塚, 宙組

宙組の大空さんと野々さんお披露目公演で名作映画を初ミュージカル化の「カサブランカ」を観て参りました。
何回もここで醜態をさらしているので今更ですが、私、ある時期に大空さんに完全にノックアウトされているのでもう本当に楽しみにしていたんですが……
    生きてて良かった!
とか思ったとか思わなかった感想は続きです。いつも内容ないですが、今回も案の定内容がないです。

■いろいろ格好良すぎる件(人物面)をひとまず
リック(というよりむしろ大空さん)がかっこよすぎてですね……!なにその襟立てトレンチコート!後ろ姿!帽子かぶってお顔よく見えないけどかっこいいとか反則!白いシャツだけで色気とか!酔っぱらいすぎて絡むとか!従業員に慕われまくってるとか!ルノー署長と仲良すぎるとか!
蘭寿さんのラズロも内に秘めたる情熱がとてもかっこいいですね!その傷は男の勲章!話の展開上リックとの絡みが少ないんですが、あのちょっとだけの絡みでも二人並んでるのを流れるだけで眼福であります。
シュトレッサー少佐のあの悪役ぶりといったら!悪役かっこいい。
そして個人的に(この前の博多座で)ドキュンと来た十輝さんの片眼レジスタンスっ!ちょっとこれリックとの絡みがすばらしすぎるっ!現代カサブランカのナイスミドルのオジサマも素敵だったけどセザールがツボすぎた。
私にしては珍しく、カフェの店員さんの主立った所の人はだいたい把握できてたんですが……皆さんかっこいいですね!みんなリックを好きすぎる。そして、やっぱり圧巻は萬さんの美声だなぁ。いいなぁ、すばらしいなぁ。

そして格好良すぎるとはまた別件ですが、北翔さんのルノー署長がすばらしいですね。あの胴回りがすばらしい。フィナーレもあの胴回りを若干期待したのですが、キラキラしてました……。あのお腹の中にはいろんなものが詰まっているに違いない。

■演出がいろいろと格好良すぎる件について
小池修一郎すごい!と本気で思いました(色眼鏡で前が曇っているかもしれません)。
あの映像の使い方、すごいです。飛行機の離発着がここまでうまく表現できるとは。
そしてリックのカフェをお盆回して表現したところも。場面転換が結構多いんですが全部流れるようなスムーズさで、幕がおりたのがほとんど無かったのではないかと。というかこれ、あの往年の「ベ」からはじまって「ら」で終わる演目にも援用したら(略
国歌合戦はとても迫力で気持ちいいし、パリの場面も迫力!群衆シーンの迫力がとにかく凄かったので宝塚ならではの人海戦術をうまく生かしておらるなぁと思いました。

■思わず転がりそうになった件について
「君の瞳に乾杯」があると聞いていたのですが、実際に聞くまでは半信半疑、いくらヅカでも浮くやろうと思ってたら馴染みすぎてびっくりした!3回も言ったよ、3回!
あと、もう一つ胸キュンの台詞は「君の瞳に乾杯」とセットかいな、と思った「君を見ている(見つめてる?)んだよ」とかいうあの台詞。わー見つめられたら正気を保てない(落ち着け)。
ちょっと調べてみたら、「君の瞳に乾杯」の大元が”Here’s looking at you, kid.“なので大元の言葉を直訳したバージョン、ということでしょうかね?とにかくどちらにしても心臓に悪い一言です。

■全般的なこと
ミュージカル化にあたってパリ時代の肉付けとかラズロのレジスタンス活動などの描写が増えて、いろいろすんなり受け止められるようになったところはとても良かったです。特にパリ時代の二人の出会いは良かった!セザールがいたのもよかったけどなんかいろいろ宝塚っていいなぁと思いました。
……しかし、映画を見たときにも思ったんですが、リックとラズロの間で揺れ動くヒロインはよく分かるんですが……ヒロインの魅力がよく……わからん……なんであんなにもてるんですか!

■そのほかこと
最近気になるのは、蒼羽さんと星吹さんです。星吹さん、歌うまいなぁ……。
あと、今回のエトワールの人凄かった!鳥肌ものでした。
そして、組長ズキー的に今回の組長は魅力が生かし切れないと思いました……。

他にもいろいろと心臓に悪かったんですが、今日はこのくらいにしておく!