宝塚-月組 / スカーレットピンパーネル

素人の観劇日記宝塚, 月組

月組の霧矢さん・蒼乃さんお披露目公演の「スカーレットピンパーネル」を観て参りました。
前回の星組の時からとても好きな演目で、めちゃくちゃ楽しみにしていたんですが期待通りのおもしろさで……とても満足です。面白かった!

主役の二人にショーヴランの龍さんとメインを見るのでもとても忙しかったんですが、組長リュウ様とそのか様が出ていらっしゃるときはこの二人ばかりを追いかけていました。桐生園加の無駄遣いっぷりが潔すぎる!(注:ほめてます) エマ組長のプリンスに華麗なステップを加えたようなプリンス……!登場の時から無駄に回転して!目が釘付けすぎて第一幕の最大の山場なのにそのか様ばっかり見てました。これは、愛……!髪型がとても可愛くて、パンフレットの写真を携帯電話の待ち受けにしようかと数瞬悩みました。

今回のスカピンは、マルグリットが可愛かったなぁ(デレデレ)という感じで新鮮でした。基本的にはしっかりした気の強いおねえちゃんなんですが、要所要所ですっごくかわいくてどうしてくれよう!、と。個人的に特に一番のお気に入りは、パーシーんとこの庭でパーシーとショーヴランが会う場面(いわゆる「貸衣装」のちょっと前)で、パーシーとショーヴランが会わないようにとぴょんぴょん妨害するマルグリットがめちゃくちゃ可愛かったです(こういうの大好き)。あと、最後の岬の場面でグラパンに喧嘩売るマルグリットも勢いがあって……好物です。
パーシーの霧矢さんはやっぱり歌が凄い!と思いました。安心して聞くことのできるこの安定感、耳に心地よかったなぁ。マルグリットを疑いたくないけれど……と心揺れる姿にもキュンキュンしました。マルグリットがショーヴランと通じてるかもしれないからスカピン団の活動のことをいえなかった、というのもありますが、彼女を危険な目に遭わせたくなかったというのも、彼女に真実を告げなかった理由の大きなウェイトを占めるんじゃないかな、と今回の観劇で新たに思いいったりと悩むパーシーに大変ときめきました(正座)。
役替わりのショーヴランは、龍さん。いい感じにドスのきいた悪役で、でもマルグリットに対する未練がちらりと、とこちらもときめきポイント高し。グラパンに振り回され、パーシーに振り回されと大変かわいそうな悪役ですが、民衆を率いての「マダム・ギロチン」や「栄光の日々」を歌い上げる姿はとても格好良かったです。悪役といえば我らがリュウ様のロペスピエールもとてもダンディで色気のある悪役でした。オペラグラスが勝手にそこを向くのです!リュウ様のオーラ凄い。

あとはそうですね、スカピン団ですね!この前のごっそり退団で月組はよく分かりませんとか言っていた割に、それなり [1]私基準に把握していました。スカピン団と言えば、みんなが仲間になったときの「炎の中へ」の盛り上がりがとても気持ちよくて好きです。ワクワクします。
そして、前回ハムレットを見たときに急にピントのあった宇月さん……やっぱり……この人は……わたしの……ツボだ……!今回、オペラグラスなしでも判別ができるという段階に突入してしまいました。個人的にとても気になりますのでこれからも追いかけていきたい所存です。

フィナーレでは初舞台生の方々のロケットなども。衣装が公開されたときはかわいいなぁと思ったけど今日実際見てみたら若干もっさり(略)。ロケットけ自体も何となくメリハリが無くてちょっともっさ(略)。まだ2日目だったので、これからだんだんよくなるのかな?と素人考えながら、振り付けのもっさり感は改善されることを期待していたりします。そういえば、カツラが取れかけてる人がおられました……大変だ。
男役の剣舞は格好良かったし(ようやくそのか様のキレのいいダンスが!)、デュエットダンスはおもわずため息つくくらいお似合いだったしで最後までとても楽しめました。

やっぱり、スカピンはよいモノです。

References

1 私基準