レッド・アドミラル 新艦長は嵐を誘う / 栗原ちひろ

本の感想, お気に入り, 作者名 か行栗原ちひろ

戦争に勝利し、軍人の出番がなくなり平和を謳歌するマディス王国だが水面下では各国の思惑が入り乱れ、新たな火種が勃発しようとしていた。そんな中、ロディアはあのランセが海賊になってしまう現場に遭遇し、ランセを止めるために元レーン号の面々を集め、初の女性艦長として新生レーン号でランセを追うが……

ロディア様がいちいち格好良すぎる。これは惚れざるを得ない。

新章開幕でいきなりロディアとランセが敵同士?!というショッキングな展開でした。飄々としながらも一本筋の通ったところのあるランセなので何か裏があるとは思ってましたが……(そして、無事本巻で裏が明かされてよかったです)。

さて、サブタイトルとなっております新米艦長のロディアがこれまた格好良くて!ロディアの愛は深くて広くて、なんか凄いわーの一言でした。こんなオトコマエすぎる艦長、ついていくしかないですよね……。おなじみのレーン号の士官たちとロディアのやりとりも良かったのですが、今回はアルデアが!(詳しくは読んでからのお楽しみ) ロディアのランセの前でかっこいい面と、想いに揺れる面と、このギャップがまたたまりません。

今回、はじまりがショッキングなら終わりもなんでここで!というところなので早く続きが読みたいです。ロディアやランセの前に突きつけられた新たな難問、どう解決していくのかな?

imgレッド・アドミラル 新艦長は嵐を誘う
栗原ちひろ/榊空也
角川ビーンズ文庫(2011.05)
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