RDG レッドデータガール6 星降る夜に願うこと / 荻原規子

作者名 あ行荻原規子

学園祭で高柳の仕掛けた罠を切り抜けた泉水子は、学園が推薦する「世界遺産候補」であると判定される。しかし、「普通の学生生活」を希望する泉水子が考えた選択は……

泉水子がかっこいいなぁ。

TVアニメも絶賛放送中のシリーズ最終巻、アニメが終わる前に読み切りました。
5巻を読んだのがだいぶ前で、深行くんと泉水子ちゃんの距離感がどれくらいかなぁ、という手探り状態で読んでたんですが、最終巻にしていい距離感になっているなぁ、と感じておりました。泉水子ちゃんを颯爽と助けに来た深行くんがよいヒーローでした。あのツンがここまでデレるとは、予想してなかったのでいいものでした。

「世界遺産」の認定機関の「国際自然保護連合」が本格的に話にくいこんできて、世界の滅亡や姫神の謎はどうなるのかなぁ、と後これだけのページで片付く気がしないと思っていたら、……これ、決着ついてませんね……。泉水子ちゃんや深行くんの成長物語と考えれば、その点ではきれいに決着がついたのかなぁ。そう考えると、スケールがでかいのかそうじゃないのかよくわからないお話でした。

RDG レッドデータガール6 星降る夜に願うこと
荻原規子
角川銀のさじ(2012.11)
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