はたらく魔王さま!5 / 和ヶ原聡司

本の感想, 作者名 や~わ行・他和ヶ原聡司

修理と一緒に地デジ化対応した魔王城。財布を握る芦屋の説得にも成功した真奥は、隣人でこちらもテレビを持っていなかった、魔王一行を監視する聖職者・鈴乃とともに地デジ対応テレビを買うことになる。大型家電量販店に向かった一行は、テレビ売り場でテレビが急に白く発光するという謎の現象に遭遇する。

ニートの矜持、ここにみたり。

天界から新たな天使が来たるお話。天界絡みのお話になるととたんに使える子にになる漆原にひとりで悶えていました。ニートの矜持を語る漆原のかっこいいのなんのって!語ってる内容はいかにニートを続けていくかっていうことだと考えると、ちょっと情けないけどね!漆原だから!
あと、個人的にまさかここまでくるとは……と思ったのは芦屋さんと梨香さんで。その前兆は以前からありましたが、わりとあっさりフラグたっちゃいましたねー。こちらはどうなるかあんまり想像つかないのですが、なんというか、確かに冷静に考えると芦屋さんはスペック高すぎるお買い得すぎる物件なので、梨香さんには頑張っていただきたい(笑)。

今回のキーパーソン、いろいろと物語をひっかき回して謎を提示しまくって、気になることをたくさんん残して以下続刊なので続き早く読まないと、です。そして、「あくまで普通」の人の立場でいた千穂ちゃんも、これを機に何かに開眼するのかな?新たな立ち位置含めて、続きも楽しみ。

はたらく魔王さま!5
和ヶ原 聡司/029
電撃文庫(2012.06)
amazon/honto