宝塚-花組 / 「カリスタの海に抱かれて」「宝塚幻想曲」

素人の観劇日記宝塚, 花組

花組の明日海さんと花乃さんのコンビお披露目公演を見てきました。
お芝居もショーも私のツボにはまりまくり、大層楽しかったです。生きててよかった。

■カリスタの海に抱かれて
フランスからの独立運動がくすぶるカリスタ島の軍司令として赴任してきたカリスタ出身のカルロと、カルロとともにカリスタを導くという宿命を背負ったロベルト、そしてカルロに惹かれるアリシアの物語。
明日海さんカルロと花乃さんアリシアのほとばしる初恋感が恥ずかしくて直視できないほどの初恋ぶりで、い、いいぞ、もっとやれ……と息も絶え絶えに見ておりました。
同じ運命を背負い、一番の親友だったカルロとロベルトも、カルロの真っ直ぐさにロベルトがデレて(違う)、二人でカリスタの独立に向かって行動を起こしていくところなどは、もっとひねってほしいなぁとは思いつつも、ベタベタなところがこれもよし!ということで楽しかったです。
もうなんというかアリシアさんがかわいくて、こう、元気なお嬢さんはいいな!と思いました。気が強いのに恋する女の子になったとたんににじみ出る恋する乙女オーラが!そして明日海さんの初恋オーラ!あそこ絶対花咲いててた。

この作品を作られた方の前作(美しき生涯)が、美しき生涯だったので(お察しください)(ビジュアルは良かった)どうかなーというのがあったのですが、宝塚の!伝統!というストリー展開がよいものだったので、なんというか終わりよければ全て良しで良かったです。ロベルトさんの終わりはあんまり良くなかったんだけど、主役の二人がいいので。そして、立ってればイケメンのナポレオンゆずかれーさんは眼福でした。喋らなければ。

■宝塚幻想曲
今度の台湾公演でも上演されるというショーの「宝塚幻想曲」もすごく楽しかったです。別に和テイストを出すのに妙なお経なんてつかわなくてもいいんだよ、宝塚は宝塚の和があるんだよ!という、ところどころに和テイストを盛り込みながらのショーで大層好みでした。
OPで一番盛り上がるところが録音なのがちょっと勿体無いかなぁと思ったのですが(理由はわかりますが、フィナーレではオケ版でやってたので、中盤の生演奏があればOPはオケ版でもよかったかもなーと素人考えで考えておりました)、それでもすごく楽しくて、主題歌もワタシ好みの盛り上がりで良かったです。

こういうショーがあるから、宝塚を見るのがやめられないなぁ……。