あやかし姫陰陽師 降伏寸前!?君の鬼門は恋とキス / せひらあやみ

本の感想ひらあやみ

困った人を助けるため、昼は女房家業に勤しみつつも夜はモグリで陰陽師をしている紫理は、ある日怪異と対峙中、凄腕の陰陽師遥貴に正体を掴まされそうになる。なんとか邸に戻った紫理だが、実は正体はすでに知られており、遥貴の説得でともに

たっすけた亀にーというお話でした。

気にはなっていたけど手に取るタイミングを逸していたシリーズ。女の子の陰陽師(モグリ)と凄腕の陰陽師があれやこれやと絆を深めるお話。

たすけた亀にもらった力により、強力な力を手に入れてしまった紫理ですが、普段はのほほんとしており、上司にあれやこれやと教示を受けている姿が面白く、そんな紫理にほだされて、「恋の手ほどき」を買って出ることになった遥貴が役得すぎる……(笑)。天然ほど恐ろしい物はないというお話でしたね!あとは、女の人の執念って怖い、というお話でした。

もう中盤あたりでにほぼ両思い的なところまで辿り着いてしまうので、これからさきどれだけ目を覆う展開が待ち受けてるのだろうとは思うのですが、さてどうなるのかなぁ。

あやかし姫陰陽師 降伏寸前!?君の鬼門は恋とキス
せひらあやみ/紫真衣
集英社コバルト文庫(2014.10)
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