没落令嬢の異国結婚録 / 江本マシメサ

本の感想, 作者名 あ行江本マシメサ

爵位を返上することもできず、ギリギリの貧乏生活を送っている伯爵令嬢レイファは、ある日東方から旅行に来ていた華族(資産家)の奥方に「幸運を呼ぶ金髪碧眼」を理由に大金を積まれ買われることになる。奥方に従い遠い異国・大華輪国に連れて行かれたレイファは、一生地下で閉じ込められることになるところを奥方の息子で当主のシン・ユーの妻として迎えられることで助けられる。

義母様のツンデレっぷりが素晴らしいのでは……?

言葉の通じない異国に売られてきたけどたくましく生きていくよ!というレイファの奮闘録。そんな簡単に異国に行くこと了承しても大丈夫なの?とか、この子はいつまで片言なんだろう……?(一応、徐々に言語レベルも上昇しつつあるものの)とかいろいろ気になるところはあったんですが、シン・ユーのわかりにくい(しかし、話が進むごとにわかりやすくなってくる)レイファへの気遣いと、ハチャメチャな義母様が一応レイファに気遣っていたりわかりにくいデレを発揮しているところが楽しかったです。うわ、なんだこの義母様、と序盤ではこの人悪役ポジションなのかなぁと思ったりもしたのですが、単にお嬢様気質というかなんというかが為せる技、でした。

言葉に不自由しながらも、持ち前の明るさとガッツで嫁ぎ先で自分の居場所を確保していくレイファのサバイバル能力の高さが読んでいて楽しかったです。続きも楽しみー。

没落令嬢の異国結婚録
江本マシメサ/まち
ビーズログ文庫(2018.01)
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