指輪の選んだ婚約者4 妖精の試練と騎士の花嫁 / 茉雪ゆえ

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行茉雪ゆえ

結婚を間近に控え、準備のためにクラヴィス領に向かったアウローラは、次期当主の花嫁として歓迎を受ける。そして同時期にクラヴィス領に大量発生する「妖精」の噂を聞きつけ、王太子夫妻までもがクラヴィス領にやってくる。侯爵家次期当主の結婚ということもあり、準備(と王太子一行への対応)に追われるアウローラだが、忙しい日々を送る中フェリクスに贈られた指輪を紛失してしまう。

どんなトラブルが起きてもたぶん最後はお幸せに!だろうと信じられる安定感が素晴らしい。

シリーズ4冊目は、ようやく、ようやく、ようやく(フェリクス視点)の結婚式のお話で第一部完というようなお話でした。

いつの間にか婚約期間も2年を経て、見た目によらず「吹けば飛ぶ理性」となっているフェリクスの要望もあり急ピッチで進められる結婚準備、同時に起こる妖精の大発生に王太子一行のお忍びの訪問、さらに「クラヴィス家に嫁ぐ者」への試練まで発生しそうでとアウローラの前に次々と立ちはだかるハードルがなかなかにてんこ盛りでさすがヒロイン大変だな……と親戚のおばちゃん気分で見守りモードで読んでしまいました。

妖精大発生と妖精の試練は、何やら重そうな展開なのかな、という雰囲気はあったものの蓋を開けてみればよかったねぇ……守護妖精ちゃんかわいいねぇというほっこりする結末で、そしてラストの結婚式はスタンディングオベーションで読んでました。いや本当によかった。ここで<完>と言われても違和感ない。でも、続いてよかった[1]2021/10時点の最新刊までは一応読んでる

指輪の選んだ婚約者4 妖精の試練と騎士の花嫁
茉雪ゆえ/鳥飼やすゆき
アイリスNEO(2018.09)
amazon/honto/BOOKWALKER

References

1 2021/10時点の最新刊までは一応読んでる