本の感想, 作者名 あ行井上堅二

進級テストの結果でクラスどころか教室の設備まで差をつけるという文月学園。その最下層が集まるF組の吉井明久は、進級テスト時の体調不良からF組に組み分けとなった姫路瑞樹(学年2位の実力の持ち主)のために打倒A組を目指し、立ち上がろうとF組代表・坂本雄二を焚きつける。文月学園には、テストの点数を利用した試験召喚獣を使ったクラス対抗の戦争が行われており、その戦いに勝つとF組がA組の設備を乗っ取ることも夢ではない。かくて、やる気に満ちあふれたF組の無謀な戦いが始まる。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

ブラーナ帝国の第二皇女エイレーネは母親の出自の低さから皇后に酷い扱いを受ける日々を送っていた。ある日、エイレーネは隣国ファスティマ王国の国王アルファディルの元へ嫁ぐことを命じられる。ルシアン教徒のエイレーネがシャリフ教徒の国に嫁ぐことはエイレーネにとって受け入れがたいものであったが、腹をくくったエイレーネは婚礼の前にファスティマになれるため、ブラーナにやってきた使者と共に一足先にファスティマに向かうことにする。

本の感想, 作者名 あ行相羽鈴

港町で強くたくましく生きるストリート・キッズのランは、ある日突然何者かに捕まり奴隷市場に送られる。市場でランを買ったのは、とある海賊船の船長。船長曰く、どうやらランは「呼子の海姫」と呼ばれる幻獣界への入り口を見つけることができる唯一の存在らしい。慣れない船上での生活に四苦八苦しつつも、なんとかもとの町に帰ろうとするランだが……

本の感想, 作者名 あ行雨川恵

伯爵家の女当主になるべくお嬢様修業を続ける下町育ちのアネットは、顧問弁護士のユージンが設定した王宮での接見会に出席することになる。そしてある日公園で出会ったブランシュと名乗る女性を(とある目的から)屋敷に迎え入れたアネットは、ブランシュと意気投合するのだが……

本の感想, 作者名 あ行和泉朱希

妖精使いをめざしてシェンドール聖術学院を3年での卒業を目標とするユナは、実技がうまくいかないため単位を取れないという恐怖と背中合わせの毎日を送っていた。チームを組んでの実習で絵の中にいるという闇の妖精を退治することになったユナだが、本番でもやはりうまく妖精を呼び出せなくて……

本の感想, 作者名 あ行あまね翠

とても仲の良い一卵性双生児のちはやとちなつの前に、「ちなつ」に叔母の嫁ぎ先であるイタリアの大富豪の息子アンジェロが一目惚れしたという大事件が勃発する。ちはやはちなつになりすましてアンジェロにお断りしにいくためイタリアに向かうが、ちはやを迎えに来たのはアンジェロの弟レンツオ。「ちはや」に対して非常に非友好的なレンツオは兄の一目惚れの恋を何とか阻止したいとちなつと同じ目的を持っていた。

本の感想, 作者名 あ行荻原規子

山伏の修験場の紀伊山中にある神社の一人娘として、祖父と二人で平凡に目立たず地味に中学生活を送っていた鈴原泉水子は、中学三年生になり唐突に別居中の父より東京の高校への進学を勧められる。地元の高校に行く決意を崩さない泉水子だが、そんな彼女の前に泉水子の父の友人で彼女の後見人でもある相楽が泉水子を説得しににやってくる。しかも相楽は泉水子と同い年の自分の息子・深行を泉水子の下僕だと言い放つ。両親や相楽の謎の行動は泉水子の知らない彼女の隠された秘密にあるらしいのだが……

本の感想, 作者名 あ行宇津田晴

邪神復活のために戦の絶えない隣の大陸に渡った賀杖の野望を阻止するため、珠国と幡国は共同で事態に取り組むこととし、その舵取りを幡国の嫡子である龍牙に任せる。賀杖問題を話し合うために珠国にやってきた龍牙は蓮祥をめぐり珠国の重鎮達と一進一退の攻防を繰り広げることになる。そして、珠国には蓮祥にまつわるとある噂を確認するため、異国からとある人物がやってきた。

本の感想, 作者名 あ行青木祐子

ロンドンの職業斡旋所から話し相手(コンパニオン)としてバクスター家に派遣されたミルカは、結婚を控え屋敷に閉じこもっているご令嬢キャロラインの心をほぐそうと奔走する。年若い執事スティーヴンをなんとか企みに巻き込み、キャロラインとその婚約者ロイドの秘密に迫るミルカであったが……

本の感想, 作者名 あ行有川浩

柴崎のストーカーを追い払うために、「風よけ」になることにした手塚。一人目のストーカーは何とか撃退できたが、それもつかの間、関東図書隊を巻き込んださらにやっかいなストーカーが新たに現れる。手塚一人では対応できる事態ではなくなり、タクスフォースの面々も事件の解決に乗り出すのだが……(背中合わせの二人)