冬至の夜、島主の館に語り部が集まり夜を通じて話をするという祭・煌夜祭。廃墟と化した島主の館にやってきた二人の語り部が語りあうのは人と魔物の悲しい物語だった。
走れ、真実への細き途 幻獣降臨譚 / 本宮ことは
シエネスティーダ姫に会うために王宮に潜り込んだアリアであったが、結局姫には会わず隠れ家に戻る。姫と話をするために、王家が管理している「契約の門」に入ることを決意したアリアだが、王宮からのアリア探索の手がついに隠れ家にも伸びる。
流血女神伝 喪の女王8 / 須賀しのぶ
王宮からの脱出を果たしたカリエは怪我を癒す間もなく、エド達と合流するために旅を続ける。一方、ルトヴィアに本格的に侵攻することを決意したバルアンはザカールの兵を率い、軍を進める。そして、国を守るために奮闘するドーンとグラーシカの最後の決断は……
彩雲国物語 隣の百合は白 / 雪乃紗衣
羽林軍の士気向上のために催された年末の武術大会。優勝商品は伝説のイイ男・櫂州牧の恋愛指南。その優勝商品をめぐって朝廷中の男達が骨肉の争いを繰り広げる(恋愛指南争奪戦!)。普段は抜けに抜けている紅邵可。彼が血塗られた道を進むことになった理由とは……(お伽噺のはじまりは)。そして、恐怖の吏部尚書・紅黎深。史上最強の傍若無人を絵に描いたような男が妻を娶るまでの謎が今明かされる(地獄の沙汰も君次第)。
流血女神伝 喪の女王7 / 須賀しのぶ
ユリ・スカナのザカール人社会に入り込むことで密かに脱出の機会を狙うカリエはそこで大巫女の血筋の少女と懇意になる。一方、ルトヴィアに戻ったグラーシカは離婚を主張するドーンの意に反し、皇后としてルトヴィアを守る事を頑なに主張する。
図書館革命 / 有川浩
流血女神伝 喪の女王6 / 須賀しのぶ
ドーン暗殺未遂の報を受け、ネフィシカは今までの態度を一変させグラーシカにルトヴィアに戻るよう命を下す。また、この事件はドーンの周囲の者-ミュカ、グラーシカ、そしてサラ-に激しい動揺を与える。一方、相変わらずの監禁生活が続くカリエはバルアンの使者としてユリ・スカナにやってきていたレイザンのヒントからユリ・スカナのザカール人に接触する決意をする。
愛玩王子 瑠璃色の卵 / 片瀬由良
比奈を追って人間界にやってきた王子は普通に高校生活にとけ込んでいた。そんなある日、王子の旧知がこちらの世界に落ちた「卵」を捜すためにやってきた。ご近所の猫の力を借りてその卵を捜すことにした一行だが、なかなか見つけることができない。
流血女神伝 喪の女王5 / 須賀しのぶ
ユリ・スカナの新女王ネフィシカに幽閉されたカリエは、修道女という身分と今までの経験を総動員してエドとセーディラのために立ち回っていた。一方、エドとセーディラを追ってサルベーンは漆黒の海に立ち入るが、なかなか二人を見つけられずにいた。
グランドマスター! 呪われた女騎士?/ 樹川さとみ
金髪の女性ばかりが誘拐される事件が起こり、周囲の反対を押し切り囮となって捕まったシーカ。そこで出会ったのはとても威勢のいい美人の女騎士だった。≪黎明の使節団≫の活躍により女性達は無事救助されたが、件の女騎士アスティルは自分は男であると主張する。