作者名 ま行本宮ことは

妖魔に耐性がある理由から、あこがれの聖騎士団に入団できたディディスだが、恐怖心から武器が扱えず、天馬の世話係を拝命する。ある日、誰もが憧れる英雄リュスランドのもつ双剣の片割に選ばれてしまったディディスは、武器が扱えないのに精鋭部隊の一員に加えられてしまう。

武器が握れないのなら投げればいいのよというヒロインが強い。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

下町で兄とともに食堂を切り盛りする看板娘のアップルは、街でも並び立つものがいないほどの酒豪。そんなアップルの前に、見目麗しい青年オーガスタがアップルに飲み比べを挑んでくる。青年を軽く返り討ちにしたアップルだが、オーガスタはアップルに求婚し、なし崩し的にアップルはオーガスタの家、伯爵邸に連れて行かれることになる。最近領内で続く異常気象を治めるため、領地を守護する神の力を取り戻すためにオーガスタの子供を生むか、神に捧げる料理を作ることを選ぶことになったアップルは、ひとまず仮の結婚をした上で伯爵邸の料理人としての料理をつくることにするが……

ヒロインが終始酔っ払ってた!

本の感想, 作者名 か行倉下青

カファル公国の姫君エルヴィラに仕えるマリアダは、カファル公国妃でエルヴィラの継母テレーゼに虐げられるエルヴィラを信頼できる商人と駆け落ちさせることに成功した。しかし、テレーゼは公国が雇う傭兵隊の契約更新のために、マリアダにエルヴィダのふりをして傭兵隊の隊長ジルヴァーノを誘惑することを命じる。

テレーゼ様最強伝説の一冊でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

ようやく本当に結婚することになったフェルとクロウだが、フェルはとある作法を知らず、クロウに聞くわけにもいかず、周囲に教えてくれるように駆け回る。直球で説明するわけにもいかない案件のため、ガセやらなにやら掴まされたフェルはとうとうとう当日を迎えてしまい……

幸せいっぱいのボーナスの一冊、楽しかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

メルディ、アストリッドともにイルストラ国にたどり着いたレティは、クーデターを起こしたフリートヘルムに傾きかけているイルストラの協力を得るため、王太子ヴィクトルと交渉を開始する。一方、レティが脱出した後のソルヴェールでは、レティの騎士たちが制限された行動範囲の中でなんとかレティの力になろうと行動を開始する。

表紙はデュークの妄想かと思ってしまいましたよ……(終盤の終盤まで)。

本の感想, 作者名 さ行汐邑雛

パティシエの麻耶(33歳独身)は、夜間コンビニに向かう途中事故に会い、目覚めたときには異世界のお姫様アルティリエ(12歳)になっていた。12歳にして27歳の王太子の后というアルティリエもまた、九死に一生を得て目覚めたところであり、複雑な権力闘争の真っ只中に位置するお姫様で……

思ってたよりシリアスな宮廷陰謀劇だったのがちょっと新鮮。

本の感想, 作者名 か行九江桜

男爵家の長女イザベラは、まったく令嬢らしくない義妹アシュリーテを淑女に育てるために、日々手応えのないアシュリーテを相手に奮闘していた。そんなイザベラの言動は使用人を含め周囲に誤解され、「義妹をいじめる後妻の娘」という悪評が広がっていた。そんなある日、外国から戻ってきたイザベラの幼馴染フリッツがイザベラ達の滞在する別荘を訪ねてくる。長く外国にいた第二王子がお妃探しのために舞踏会を開くと聞いたイザベラは、フリッツの助けを借りてアシュリーテを舞踏会に送り込む準備をはじめるが……

イザベラの奮闘は楽しかったんですが……。

作者名 さ行さき

(自身にとっての)バットエンドを回避するため没落コースを目指していたのに王女様に懐かれ、隣国の大学に進学後も様々な令嬢に慕われ、そしてようやく従者のアディと結婚した大貴族の令嬢メアリ。念願の渡り鳥丼屋の開業のために一歩を踏み出そうとするが……

オールキャスト揃い踏みで楽しかったです。

本の感想, 作者名 は行文野あかね

母亡きあと父により知り合いのバーンズ男爵家に預けられ、そこで粗略に扱われていたアメリアのもとに、今をときめくオルブライト伯爵が現れる。父の知り合いでアメリアを迎えに来たという伯爵は、アメリアを伯爵家に迎え入れる。母親からなにか受け継いでいるものはないか、と伯爵から尋ねられるアメリアだが、アメリアには心当たりがなかった。

花言葉で伝えられるあれこれがとてもロマンチックでした。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

現皇帝の四人の妃嬪の中で、誰が「明来告知」の儀式で皇帝の横に立つかで揺れる後宮。皇帝は妃嬪たちに決めさせることを了承し、その話し合いのために理美と朱西は毎晩妃嬪に夜食を提供することになる。それぞれに事情を抱える妃嬪に話を聞いてまわる理美だが、そんな理美に儀式に必要な宝珠の盗難の嫌疑がかけられる。

たくましい女の人っていいな!と思いました。