本の感想シロヒ

小国ラシーから大国ヴェルシアの皇帝の第一妃として迎え入れられたツィツィーは、他人の心の声が聞こえてしまうという不思議な力を持っていた。冷酷無比と周囲から恐れられる皇帝ガイゼルの心の声は他の人の声よりはっきり聞こえ、ツィツィーにベタ惚れ状態であるという状況にツィツィーは翻弄される。

可愛いお話だなーと思わせて中盤以降は結構ジェットコースターだったのが良かった。

本の感想, つれづれまとめ

例年は十選とかなんとか書いてましたが今年はあまり読めておらず……振り返り的に少しご紹介という体で例年通りのことやります。

つれづれ

新年明けましておめでとうございます。
今年もゆるゆるモードはほぼ確定しておりますがよろしくおねがいします。

昨年掲げた2021年の目標、「無事に放牧を終える」は目標を達し日本に戻っております。
異動(元の部署に戻っただけ)翌月から時間外100時間も目前とかいう相変わらず最悪な労働環境なので本当にひっどい会社ですね…………。世間一般的な黒い会社と比較したら超ホワイトと思いますけど、うちのかいしゃのくるみマークとかPRしてるじょせいかつようとかは一部のいいように使われている社員の犠牲の上に成り立っているのだ……。
お仕事面での私の中長期的な目標は楽隠居なので存在感を消して生きていきたいです。

それ以外のところでは、色々やらないといけない事務手続きとお家のお片付けが山積みなので、ぼちぼちとやっつけていきたいのと、健保の保険適用前の金額見てひっくり返った病院のあれこれがあともう一回あるので、無事乗り切りたいです。

総論としては、健康に生きたい。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

同盟国への輿入れ中に命を狙われ、いろいろあって娼館に売り飛ばされたところを同じ境遇の少女たちとともに逃げ出した王女アレクシアだが、他の少女たちを逃がすためにアレクシアは再び捕まってしまう。そんな彼女を助けたのは、アレクシアとそっくりの女優ディアナの劇団仲間のリーランド。アレクシアはディアナを助けたつもりのリーランドとともにディアナと合流することを目指すことになる。
一方、一命をとりとめたアレクシアの護衛ガイウスは「アレクシア」の元に戻るが、アレクシアの身代わりをしているディアナを偽物と見抜く。ガイウスはアレクシアの命を狙った黒幕を探りながら「アレクシア」の護衛としての任務に引き続き当たることになった。

一難去ってまた一難だけど近付くことは近付いてるので……

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

三きょうだいの王族により共同統治が行われているベルトラム王国の国王の一人で長兄のアルバートは、弟妹に一足遅れを取っている配偶者問題を解決すべく王妃探しを本格的に始める。アルバートは「(跡継ぎが望める)丈夫な女性」のみを条件とし、これまで通り自分の勘に従って王妃候補を探そうとするがなかなかこれといった女性を見つけられずにいた。そんな中、末弟のサミュエルの戴冠時の事件の始末で「病気療養」となっていた王太后の療養環境を改善すべく、王太后が地方の施療院へ移送されることになる。王太后を見舞ったときに出会った王太后の世話係のクローディアに己の直感を感じたアルバートは、早速彼女に求婚するが……

あれ、このシリーズラブコメだったかな?って思いながら読んでました!

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行茉雪ゆえ

結婚を間近に控え、準備のためにクラヴィス領に向かったアウローラは、次期当主の花嫁として歓迎を受ける。そして同時期にクラヴィス領に大量発生する「妖精」の噂を聞きつけ、王太子夫妻までもがクラヴィス領にやってくる。侯爵家次期当主の結婚ということもあり、準備(と王太子一行への対応)に追われるアウローラだが、忙しい日々を送る中フェリクスに贈られた指輪を紛失してしまう。

どんなトラブルが起きてもたぶん最後はお幸せに!だろうと信じられる安定感が素晴らしい。

本の感想, 作者名 ま行三角くるみ

香港の領事館に赴任している新人外交官の水城秋穂は、自分の職種に求められる役割と、新人かつ女性という理由から実際に割り振られる仕事との乖離に悩みつつも日々業務に取り組んでいた。ある日、領事館に妻が突如行方不明になったという男性が相談にやって来る。紆余曲折を経て警察から出向している木内とともに行方不明事件に関与できることになった秋穂だが、事件の黒幕である香港の有力黒道組織の幹部・袁立花に気に入られてしまう。

スリルとサスペンスと重たい愛のお話

つれづれ

当サイトの正式稼働日が2001年8月26日らしいので、なんとサイトを始めてから20年が経過したようです。成人してしまいました。なんのホラーだ。
サイトのブログ化は少し経て2007年からなので、こちらはだいたい14年位。こっちも十分ホラーですね……。
ついでに、サイト始めたくらいに初めて宝塚大劇場で宝塚歌劇を生で感激して人生が変わってしまいました。初劇場観劇からも20年です。宝塚歴20年はまだまだひよっこですが、こっちも個人的には十分なんのホラーだ(リフレイン)、と思っています。

最盛期に比べて息しているのか程度の更新で(一応月イチは最低限とは思ってる)、なんのためのサイトをやってるのか若干疑問を感じることもたまにありますが、面白い本・好きな本の備忘録と位置づけてこれからものんびりやっていこうと思います。
ブログ化してからの本の感想は1500件超である種の達成感はあるなぁと今気づきました。界隈に比べたら大したことないですが、わりに飽きっぽいのでここまでよくまあようやったなとは思います。やっててよかったサイトの運営。個人サイト(ブログ)文化が衰退していく中、もうここまで来ると頑張ればそのうち史料的価値が出るんじゃないかという気もしてきました。

ということで、今後の目標は史料的価値が出るまで続ける、というところを当面のターゲットにしたいと思います(もう一生やめられないフラグ)。私の駄文に価値があるかどうかはもうこの際考えないことにします。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

ガーランド王国の王女アレクシアは政略結婚で異国に嫁ぐ事になったが、婚礼のために相手国に向かう船上で何者かに襲われ、護衛官のガイウスとともに海に投げ出される。一命をとりとめたアレクシアは、怪我を負ったガイウスのために助けを呼ぼうとするが運悪く人買いに声をかけてしまい、すでに囚われていた少女らとともに娼館に売り渡されてしまう事態に陥ってしまう。
一方、アレクシアが行方不明になったガーラントの一行の責任者グレンスター公は、万が一のために準備していたアレクシアに瓜二つの少女ディアナを影武者として仕立て上げなんとか時間を稼ごうとしていた。

コバルト文庫(少女小説)の、王道王宮モノ(今回あんまり王宮にいないけど)だ!と思いました!

本の感想, お気に入り, 作者名 は行日向夏

戌西州で発生した大蝗害により州内の状況が悪化し、状況の打開のために隣国との開戦を望む意見が出てくる。戦の旗印に祭り上げられかねない壬氏は、戌西州領主代行の玉鶯が張り巡らす「罠」をなんとかやり過ごそうと綱渡りの対応を続ける。

終盤の展開が予想外のところから進んでいってとにかくすごかったです。