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 ** 風よ、万里を翔よ−花木蘭物語−
   秋乃茉莉(原作:田中芳樹) / 角川あすかコミックスDX / 全1冊→【bk1別窓】 

あらすじ
年老いた父に代わり、性別を偽り隋の高句麗遠征に志願した花木蘭。しかし、随の治世にかげりが見られ、永遠に続くかと思われていた繁栄も終わりのときを迎えようとしていた。

感想
絵が華やかでめっちゃきれい。同名の原作もいいけど、やっぱりビジュアルに訴えるというのはインパクトが強いですね。女性でありながら、従軍する木蘭(子英)と、彼女の親友になった伯陽、それに、2人のよき理解者である総持。みんなこれまためっちゃかっこいいんだ。特に、総持は最後まで”美しく”かっこいい。親友であるはずの、”男の”子英に恋してしまったと悩む伯陽の悶絶する姿がおもしろかった。
強大な力を有しながらも、短命に終わった隋王朝。華やかな王朝が迎える最後、というもの哀愁を感じます。中国歴史物が好きなのであれば、一回読んでみてもよいかも。

(字とか名とか、色々ややこしいので、適当に書いてしまいました。見逃して下さい)

記入日 Oct/20/02




 ** 恋愛中毒的仙術師
   川添真理子(原作:甲斐透) / 新書館Wings Comics / 1〜3巻→【bk1別窓

あらすじ
大陸でも、実力と美しさでその名をとどろかしている西域出身の仙術師・瑠璃仙。しかし、瑠璃仙にはある欠点があった。それは、美形の男に目がないということで…。

感想
瑠璃仙が男なんて、男なんて、詐欺だ…(実際、瑠璃仙を女と思いこんで本を買った…)。というか、裏表紙のストーリー紹介を見たら「瑠璃仙=彼」って書いてあるんですけどね…。原作の甲斐さんが好きなので読んでみることにしました。

さて、文句はさておき。お話は男(美少年・美青年・美中年、どんと来い)に目がない瑠璃仙のフラれ遍歴物語。思いっきりコメディーなので、苦手な人でも大丈夫。おもしろいです。ちゃんと、かわいい女の子がいっぱい出てきます(瑠璃仙の邪魔者として…)。瑠璃仙も、ギャグばかりの人じゃなくて、きちんとかっこいいですよ(そのかっこよさには下心ありますけど…)。2巻目の対ウザーナの物語は、笑えたし、瑠璃仙かっこよかったし。もしかして、ここから男×女のノーマルカップリングにならないかなぁ、と思っているんですけど…、無理かなぁ。

記入日 Oct/20/02(Dec/20追記)




 ** 焼きたて!!ジャぱん
   橋口たかし / 小学館少年サンデーコミックス / 1〜4巻→【bk1別窓

あらすじ
フランスパン、イギリスパン、ドイツパン。他の国名がついたパンはあるのにどうして”ジャぱん”はないのだろう。そんな思いを胸に、”ジャぱん”を作ることに青春をかける男の子のパン作り物語。

感想
少年サンデーで連載中(2002年冬現在)の人気パン職人マンガ、焼きたて!!ジャぱん、の紹介。ノリはですね、ミスター味っ子(知ってます…?)。めっちゃおいしいパンを作りまくる東君とそのほか愉快な仲間たちのお話です。店長を始め月乃ちゃんやマイスター霧崎など、おもしろいキャラが勢揃い。とくに、個人的には試験官の黒崎さんが大のお気に入り。かっこいいはずなのに、おいしいパンを食べたときの彼のオーバーリアクションは…(ここら辺がミスター味っ子に通じるのです)。
とにかく、おいしそうな上におもしろいマンガ。単行本2巻に載っている”ジャぱん2号(炊飯器ジャーパン)”を本当に作ってみたほど…、お気に入りです。

記入日 Dec/20/02




 ** 山田太郎ものがたり
   森永あい / 角川あすかコミックス / 全14巻→【bk1別窓

あらすじ
成績優秀、眉目秀麗、スポーツ万能、山田家の頼れる長男・山田太郎のたったひとつの欠点は貧乏なこと。貧乏にも負けず母と(父と)10人の弟妹たちを支える山田太郎の涙と笑いと感動の物語。

感想
友達に借りて全巻読破したのですが、翌週にはなぜか我が部屋に全14巻が鎮座していたほどはまったシリーズ。よくもまぁ、こんなに次から次へとジェットコースターのごとくおもしろいことが起きるなぁ、と半ば感心しながら読んでいました。全部一気読みすることによっておもしろさ倍増。基本はギャグストーリなのですが、要所要所にホロリとくる場面もあり。鳥居先生と永原教授関係の話、そして、御村君とよし子ちゃんのお話がお気に入りです。あとは…、最終巻の山田君と御村君の出会い編、最後の最後に笑わせて頂きました(お気に入り要素がぐっと詰まっている最終巻が一番好き)。

記入日 Dec/20/02




 ** 動物のお医者さん
   佐々木倫子 / 白泉社花とゆめコミックス / 全5巻→【bk1別窓

あらすじ
(省略)

感想
めっちゃすきなのに、すっかり忘れていました。動物のお医者さん=獣医を目指すハムテルと愉快な仲間たちのお話。チョビ(ハムテルと運命的な出会いをしたシベリアンハスキー)はめっちゃかわいいし、登場人物は総じて”おもしろい”。菱沼さんが大好き。

ギャグエッセンスをベースにしつつも、泣けるお話で全12巻一気読みしてしまうことは間違いなし。かわいい動物が出てくるマンガに目がないのなら、これはもう読みでしょう。

記入日 May/25/03




 ** 心に星の輝きを・もっと心に星の輝きを
   松葉博 / 心に〜→全2巻、ステンシルコミックス もっと〜→1〜3巻、ブレイドコミックス
   【bk1別窓

あらすじ
平安時代、大臣の姫君茜は結婚なんて問題外、という生活をしていた。しかし、父親が無理矢理結婚させようと策を弄してきて……。

感想
「ジャパネスク」や「きらきら馨る」が好きならたぶんチェックしているだろう平安時代のお姫様もの。ぶっ飛び度では瑠璃にも沙桐にも負けておられません。天真爛漫な分、茜がある意味最強かも知れませんが……。「幼なじみと」と「後宮に上がって身を隠す」いう点ではジャパネスクを継承しておりますが、新たな世界を切り開いていることは疑いないかと。読んでいてこっ恥ずかしくなるセリフが多いというのは、3作品中群を抜いております。
最初の方は、平安時代物としては基本的な部分にむむ、と感じる描写もありましたが(女房と命婦をごっちゃにするのはどうかと……)、最近のはそんなこともなく、楽しめますので平安時代のお姫様ものとしてはずせない作品の一角になるといいなぁ。

本を整理していたらその存在を思い出し、あわてて調べてみたら新刊が数ヶ月前に出ていた模様。今度探して確保しとこ……。

記入日 Jul/29/03




 ** レディー・ヴィクトリアン
   もとなおこ / 秋田書店プリンセスコミックス / 1〜10巻【bk1別窓】 

あらすじ
産業革命をいち早く成し遂げた大英帝国、ヴィクトリア女王の時代。田舎から家庭教師(カヴァネス)になるためにロンドンにやってきたベルは、一人前のレディーになることを夢見ていた。しかし、ロンドンに着いて早々殺人犯と間違われてしまう。そんなベルを救おうと、銀のレディーと名高い公爵令嬢エセル、レディーマガジンの編集長のノエルが行動を起こして……。

感想
オトメの夢がたくさんつまってますねぇ。かっこいい男性陣に、華麗なる公爵令嬢……?エセルのとんでもない秘密、というのは本当に驚きで、あそこまでの切り替えができるエセルがすごいと読みながら感心してしまうこと多々。ベルを巡る争奪戦、エセルを巡る争奪戦(?)、わくわくどきどきの展開で目が離せません。
個人的には、マーティン卿がかなりお気に入りだったりするのですが、なんか幸薄そうなので最後には幸せになってほしいなぁ、と思う今日このごろ。

「この作者さん、イギリスが本当に好きなんだな」って思うような、「イギリス好き」パワーにあふれた作品。

記入日 May/15/02




 ** 桜蘭高校ホスト部
   葉鳥ビスコ / 白泉社花とゆめコミックス / 1巻〜【bk1別窓

あらすじ
超お金持ち高校・桜蘭高校に通う、特待生の一般市民・藤岡ハルヒ。静かに勉強できる部屋を求めて迷い込んだ第三音楽室は、実はホスト部の部室だった。そこで高価な壺を割ってしまい。借金返済のためにホスト部の一員として働くことになってしまうハルヒ。ホスト部に今までなかったキャラ(天然)で着々と人気ホストの地位(?)を固めていき……!?

感想
なんつーか、もう最高(笑)。同じことを某所でも書いているんですが、絵柄がきらびやかですごいです。典型的なキャラマンガで、各種よりどりみどりの美形男子(?)が揃っています。いまのとこ、何となく個人的に大プッシュ期間なので簡単に登場人物の紹介でもしてみましょう。

藤岡ハルヒ…主人公、高1。金持ちの世界に紛れ込んだ一般市民。無自覚天然タラシさんの王道を行く、といういままでのホスト部にいなかったキャラで固定客を掴む。
須王環…高2で部長。いわゆるナルシストで女の子が大好き。自称ハルヒの父でホスト部のキング。
鳳鏡夜…高2でホスト部副部長。実質的にホスト部を仕切っている。眼鏡の腹黒(?)キャラ。
常陸院光&馨…高1の双子。「禁断の兄弟愛」を売り物にする。自分たちが楽しければ周りの迷惑など考えないという迷惑な二人。
埴之塚光邦…高3。通称ハニー先輩。高三とは思えない舌っ足らずな幼さが売り。ショタキャラ?
銛之塚祟…高3。通称モリ先輩。いつもハニー先輩の影のようにつきそう無口な人。剣道部と兼部している。実は、ホスト部の中で一番頼りになる人かも知れない。いわゆる主従キャラの従の方。

とまあ、こんな感じです。基本的にコメディー色が強いのですが、ホロリとくる場面もたくさんあります。今なら(2003年8月現在)冊数出ていないので、手を出すのにちょうどいいかと思われます。

記入日 Aug/16/03




 ** スキップ・ビート!
   仲村佳樹 / 白泉社花とゆめコミックス / 1巻〜→【bk1別窓

あらすじ
トップアイドルであり幼なじみの尚にキョーコの青春はすべてかけられていた。しかし、尚はキョーコをただ利用していただけだという事実をしってしまうキョーコ。復讐に燃えるキョーコは、尚を見返すために芸能界の門をたたく。

感想
仲村さんのマンガはハイテンションで大好きなのです(笑)。今回も、めちゃくちゃハイテンションですよ。ヒロインも今までのとはひと味もふた味もちがいます。何しろ、キョーコの(初期での)最終目的は尚に復讐をすること……、ダークです。楽しいほどダークです。不純な動機で芸能界入りを果たすキョーコですが、だんだんそれとは別に天賦の才を発揮していくところはかっこいいです。そして、尚が一方的にライバル視し、キョーコにも敵認定されてしまった蓮はもかっこいいですね。ショーコと蓮のそれぞれの過去がかなり気になります。続きが楽しみなシリーズ。

記入日 Dec/25/03