Dec.10.2004

大阪MBS劇場

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素人がミュージカル三昧 (注:素人のたわごとです)

■劇団四季  アイーダ 編

初めての四季は地元大阪でやっている『アイーダ』。2月にフィナーレを迎えるとのことで、駆け込みで行ってきました。

舞台の迫力がすごくておもしろかったです。2階席で見ていたんですが、それでも伝わってくる迫力(とくに見にくいというわけもありませんでしたし)。何よりも力強いダンスと歌が良かったですね(そりゃ、ミュージカルやからこの二つははずせませんですよ……)。
ストーリは大変有名なので省略(とかいいつつ一番下に簡単なものを書いておきます)ですが、とにかく愛でした。「全てが、愛だ」という(一瞬人をなめとんかと思うような)キャッチコピーがまさしくぴったりで、「やっぱり愛は最強ですなー」と思わず納得してしまうようなそんなお話。王女としての責任と一人の女として揺れるアイーダが良かったです。

さて、人物としてはヒーローのラダメスがあんまり目立っていなかったですね(笑)。
やっぱりメインはアイーダとアムネリス。特にアイーダは姐御肌っぽくて格好良かったように思います。ヅカヴァージョン(ここでコレを引き合いに出さなくても……)のアムネリスは最初から”女王様”っぽくてアイーダをいじめまくっていましたが、こちらのアムネリスは徐々にその資質に目覚めるタイプ。アイーダとアムネリスの心のふれあいが個人的に大変ツボでございました。しかも今日のアムネリス、なんとあの「森川美穂」さんじゃありませんか!この名前をみて私は真っ先にガーゴイル様@ナディアを思い出しましたですよ……(しょせんこっち側の人間)。うわー、なんかうれしいなー!歌いっぱい聞けたし(笑)。

アイーダとアムネリスの王女様コンビも大変好きなんですが、やっぱり最もツボだったのはラダメス父とその背後で踊る人たち。もう、かっこいい!カーテンコールでもう一回あのダンスを拝見できただけでもうれしかったな。

一番心に残ったのは「切り札はおしゃれ」(byアムネリス)でしょうか?「ファラオの娘だから」(byヅカアムネリス)と同じくらいインパクトがありました。あとは、TVCMで何回も見ていた「アイーダ、アイーダ、アイーダ、アイーダ」のところ。あそこは本当に力強くて迫力あって、圧倒されながら見ていました。

ラストシーンは圧巻でしたね。こちらはそこかしらに貼ってあるポスターのシーンでした。「100回生まれ変わっても、君を探しに行くよ」(だったっけなー?ポスターに書いてあるのと同じセリフ)にはしびれました。うん、探しに行ってこい!みたいな感じで。やっぱり愛ですよ。愛。

++あらすじ++
ヌビアの王女アイーダはその身分を隠したまま、エジプトの将軍ラダメスに捕虜としてにエジプトに連行される。エジプトでは、ファラオの娘でありラダメスの婚約者であるアムネリスの侍女として働くことになるアイーダ。そして、いつの間にかエジプトにとらわれているヌビア人たちの間でアイーダへの祖国復興の期待が高まる。最初はその期待に応える事ができないというアイーダだったが、彼らの熱い思いに打たれ指導者の地位につくことを決心する。ある日、ヌビアの王(アイーダの父)がエジプトにとらわれたという報がアイーダにもたらされる。アムネリスとラダメスの婚姻の騒ぎに乗じて父王を助けようとするアイーダたちは……。