Mar.06.2003
宝塚大劇場

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へろへろタカラヅカ鑑賞録 (注:素人のたわごとです)

■宙組公演  傭兵ピエール / 満天星大夜總会 編

まず、入って驚いたのが 修 学 旅 行 生がい る!
ということ。もしかしたら、芸術鑑賞会か何かかも知れませんが、かなり驚きでした。もちろん、男の子もいましたね。私だったら喜び勇んで参加しているだろうけど、乗り気じゃない生徒さんもいるんだろうなぁ。もったいない。


内容

タカラヅカは、こうでなくては!!

というような満足度。
花總さん(ジャンヌ)はとてもビューティフルだったし、和央さんはとてもかっこよかったです。
見に行った時点で、原作本を半分程読んでいるというなんとも微妙な状態での出発だったのですが、読んでおいて少しは正解だったかな。すんなり物語を飲み込めたから。でもって、見終わったあとに原作本を読む楽しみが半減してしまったというのも事実ですが…(しかしながら、とてもおもしろい本なので近日中に読破予定)。だって、ラストがアレですよ、アレ!(注)これはショウジョショウセツもびっくりな展開でした。

ジャンヌのあまりにもの天然ぶりに、観劇中は要所要所の笑いがたまりませんでした。こういうジャンヌの方が親しみが持てていいですよね。
ピエールに恋しているけど、聖女だから思いをぶつけられないジャンヌ。
ジャンヌに恋をしているけど、彼女の立場を思うあまり行動に出ることんもできないピエール。
二人のもどかしさが切なかったです…。


でもって、満天星大夜總会は前半とのあまりにものギャップに少しひいてしまうのでした。
前半の劇と後半のレビューが別物だ、という意識はあるんだけど、やっぱり切り替えがなかなかできなくて(未熟者)。しかも、あのラストだったし(笑)。
なんで龍?なんでチャイニーズ?と頭の中は混乱中(←そういうプログラムだからしょうがない)。
序盤のアイドル降臨の場面(あれは、花總さんですよね?)あたりでなんだか吹っ切れてしまい、そして中盤あたりからだいぶ私の好きな具合になってきまして、楽しんでおりました(しかしながら、途中で眠気に襲われていたというのは内緒の話)。
特に、たくさんの花嫁さんと花婿さんが踊りまくるやつ。あれはよかった。花嫁衣装ってやっぱり素敵です…。

そんなこんなで、大階段が出てきた頃にはこの素敵な夢の時間も終わりかと思うと少し切なくなり。
そして、心の中では同時にまた来ようと決意し。

無事、タカラヅカ鑑賞会は幕を閉じたのでありました。



今回は『やっぱりヅカは洋モノですよね』という怪しげな認識により、タカラヅカを一度生で見てみたい友人たちを引き連れて初心者ばかりでの鑑賞会となりました。観賞後、彼女らがタカラヅカの魅力にとりつかれたのはいうまでもない…。また今度一緒に行く予定(懲りない奴ら)。

今度は夏のやつ見に行きたいけどチケットとれるかなぁ?


(注)ラストのアレ、とは ジャンヌダルクが最後はピエールと結婚してめでたしめでたしなこと。どちらかといえば、ショウジョショウセツの王道でしょうか?