Nov.27.003(Tue) 
宝塚大劇場

へろへろタカラヅカ鑑賞録 (注:素人のたわごとです)

■月組公演  薔薇の封印―ヴァンパイア・レクイエム―編

「鼻血ふける」
―根性で初日のチケットを取った友人のこの言葉。
「薔薇」「ヴァンパイア」「レクイエム」などいかにもなタイトル。

以上より、見る前からかなり期待していたのですが……、期待通りでした。よかったです〜。かっこいいし、ストーリーもよかったし、笑えたし!なんと言いますか、「あ、私タカラヅカ見てるわっ」と思わず喜びをかみしめてしまう公演でした。

以下はお気楽素人感想です。いつも通り素人丸出しのアホ感想ですのであしからず。

ストーリーは「踊りが得意なヴァンパイアが、ライバルの妨害を受けつつ、ドラゴンボールのごとく世界各所に散らばった五色の薔薇を集める」話。
あ、なんか違う。真面目に表現するならば……。
「ヴァンパイア一族に助けられた騎士がそこのお姫様と恋に落ちて、ヴァンパイアになってその一族が封印している『邪悪な魂』(うろ覚え)を守ることを決意。しかし、お姫様に横恋慕するやつがその封印を解いてしまった上にお姫様死亡。元騎士はもう一度その魂を封印するために長い時間を生きる(←一応背景と同色にしておきます)」というもの。
というわけで、世界各所に散らばった五色の薔薇を集めちゃうわけなんですが……、ドラゴンボール?(笑)いえ、なんか見ている途中にこの単語が思い浮かんで最後まで離れなかったので……。四つの時代を舞台に話は展開していくのですが、一番好きなのはルイ14世の時代のやつかな?あそこが一番笑えたもんで(笑)。世界大戦中のドイツも軍服がえらくかっこよかったんで好きですが……。
全体的にすごくかっこよかったしきれいだったし、ストーリーも「これ、本でよみてぇ〜(コバルト文庫とか……?)」と思うものでしたしで大満足。ダンスも素敵でしたね。何回かちょっと長めのダンスあるんですが、あれが「時間移動中です」ということを表現しているのだと気づくのに随分時間がかかりました(笑)。

あえて難を挙げるなら、今回はバックに電気でチカチカして字を現したり絵を出してみたりするやつ(名前知らん)を多用されていたんですが、あれ、ちょっと貧乏くさかったですよ……、うん。あと、悪者のほうの「世界制覇」とかいうところがよく考えてみたらかなりちゃっちくかんじてしまったことかなぁ。主人公サイドの行動には説得力があったけど、悪役の方にもうちょっと説得力がほしいところでした。