Mar.04.2006(Sat)
宝塚大劇場

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へろへろタカラヅカ鑑賞録 (注:素人のたわごとをとりとめなく)

■雪組 ベルサイユのばら ―オスカル編―


※ 結構ネタバレしてます。ネタバレ不可の方は回避推奨
ファンの方には絞め殺されそうなことも記述しておりますので、お気をつけください。



マリー・アントワネット編の次は大本命のオスカル編、かなりわくわくどきどきで行ってきましたのベルサイユのばら。オスカル編は私のタカラヅカの原点でもあるので(初生が2001バージョン)、初心に戻った気分です。で、雪組は一回しか見たことがないのでだれがだれやら???の状態なんで、素直にすごいなーと一回目と同じようなで感じで鑑賞して参りました。


全体的な登場人物の皆さんの感想としては、
オスカル様→男らしいけど(声が太いのかな?)、かわいい。
ロザリー→オトメでかわいい〜。
アンドレ→なんか美人さん。
ジュローデル→実は一番かっこいいかも。惚れる。
という総括で(笑)。


さて、やはり最初が肝心です。どんなはじまりなんだろうと思ったら、いきなりフィナーレがはじまったのかと錯覚してしまうようなメドレーで大階段から下りて来るという反則技。うーん、なんか今回かなりいつもと違うような気がするんですがそんなことあまり気にならないくらいどんどん進んでいきます。恐るべしベルばらマジック。説明台詞が妙に多いのはとりあえず仕方ないのであまり気にしないことにしておきます。

今回のヒロインはロザリーとのことで、どうせ最後はアンドレにいいところを取られてしまうロザリー、見せ場は前半!というわけで気合いが入っております。報われないとはわかっていてもオスカル様に恋いこがれるロザリーが切なかったですね。ロザリー妄想劇場でしたけど。オスカルの影にはちょっと笑ってしまいましたごめんなさい。


前半はアンドレの影がとても薄いのです。サブタイトルがオスカル編とだけあるだけあり、前回よりもアンドレの影がだいぶ薄いような〜。オスカル様とアンドレの絡みが大好きな私にとってはとても残念なことなのですが、話の流れ上仕方がありません。数少ないアンドレの見せ場が幕間前のアンドレ妄想劇場だったんですが、アンドレ見てる場合じゃなかったですよ!

あの肖像画からして妙な雰囲気を感じていました。
肖像画の後ろではためくなんかの影に少し確信してしまいました。
肖像画が取り払われた瞬間にアンドレどころじゃなくなりました。

肖像画と同じようにペガサスに乗った軍神マルスに扮したオスカル様がっ!

ペガサスの上で熱唱。

羽をはためかせながらペガサスは前に張り出してきて上下するし(結構高くまで)

……、笑い死にするかと思いました。よかった、幕間前で。

この演出は斬新というか、新境地というか、まじありですかというか、絶対受け狙いだと思うんですがどうでしょうというか、えー、とにかく、強烈なインパクトで。その後あの歌(我が名はオスカル?)を聞く度に思い出し笑いがでてきて非常に危険でした。個人的タカラヅカ的珍演出のかなり上位にランクインしてしまいましたです。



気を取り直して、後半。
いくら舞台に集中しようとしてもペガサスオスカルの余波を引きずってしまっていたのには本気で困ったんですが、それは置いておいてもやっぱり素敵でした。オスカル様とアンドレの絡みが(うっとり)。あのラブシーンなんて本当に好きなんで、一連のセリフだいたい覚えてますよ〜。やっぱりいいわ〜。
オスカル様に心底心酔しきっている衛兵隊の子犬っぷりはかわいいし。
橋でのアンドレの最期はやっぱりかっこいいし。
バスチーユ襲撃のオスカル様は凛々しくかっこいいし。
夢の世界での邂逅では幸せな気分になれるし(しかし、今回は馬車を引いているのがペガサスだったので個人的に非常に危険)

やっぱりベルばらは素敵です。
うっとりです。
でも、今回はうっとりより何よりペガサスオスカルがあまりにも強烈すぎてなにもかもが吹っ飛んでしまったのですが……、いつになるかは分からない次回のベルばらの演出がどうなるかが非常に心配です。歌詞だけ見たら、あの曲(我が名はオスカル)はかなり凛々しくかっこいいんですがペガサスが(←もうそろそろヒツコイ)