Apr.15.2006(Sat)
宝塚大劇場

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へろへろタカラヅカ鑑賞録 (注:素人のたわごとをとりとめなく)

■宙組 NEVER SAY GOODBYE  ある愛の軌跡編



ハツコイノヒトが退団されてしまうっ!ので、かなり意地になってチケット取りました。見られてよかった〜、の宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』、とにかく和央さんがかっこよくて(コレで最後かと思うと余計にかっこよく見えるという始末)非常に満足です。

今回はなんといっても音楽がすごくミュージカルですね。とっても楽しかったです。さすがブロードウェイの巨匠ミュージカル作家さんが書き下ろされただけあります。民衆が手に武器を取って戦うシーンなどは非常に迫力がありよかったです。レミゼにしても、こういう「みんなで一団となって」というシーンは大好きなので満足。メインテーマの『NEVER SAY GOODBYE』もメロディーラインがきれいな曲。いつもは観賞後に頭に残っていて悩みの種だったヅカの公演毎のメインテーマですが、今回はすんなりと受け入れることができました。

さて、内容ですが。とにかくかっこよくて(色眼鏡装着)。「君に会うために生まれてきた」なんてクサいセリフがナチュラルに似合うのがすばらしい。もうこんなクサいセリフが許される世界はそんなに多くないです。さすがタカラヅカ。最初は印象激悪だった主人公に対して、その心に触れていくうちに「同じものが見たい」と思いを寄せるようになるヒロイン、(たぶん)星の数ほどの女を泣かしてきたであろう主人公もそんな真摯なヒロインの姿に惚れるというこの展開がまたええですな(ある意味ベタだが)。

他、まとまりが全くないので今回は羅列させて頂きます。

■序盤の主人公に対しては、いきなりそこで生い立ち話すかーというつっこみはあります。
が、まあ、なんですか、かっこいいので全て無問題。

■最後の最後でタカラヅカお得意の「夢での再会」があるのかと思いきや、それもないほどに今回はシリアスでした。

■途中にあったサン・ジョルディのお姫様と騎士の件
「最後だし、せっかくなのでお姫様と騎士でも」というサービスなんだろうかと勝手に妄想していますが、果たして。

■レビューでは
新人さんのロケットは人数が多いので圧巻。
花フサさんが階段を上っていく姿に、断頭台に上るマリー・アントワネットを見る(←演目が変わってる)



とまあ、このような程度でやっぱりいつも通り最初から最後まで素人丸出しの鑑賞でサヨナラ公演を見てきました。ああ、なんだか寂しいなぁ。
でも、ハツコイノヒトが去っても次にコイする相手を見つけてしまっているので、まだしばらくは熱は冷めません(タカラヅカはいい商売をしていますね……)。