そんなこんなで2ヶ月間 そのいち : 日常生活編

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お風呂
携帯電話
電車が止まる
公共交通機関に関するエトセトラ
オリンピック



・お風呂

お風呂は、困った。
バスタブとシャワーはあることはあるんだけど、シャワーを使えなかった。いえ、使えるんですけどある意味命がけ。「熱湯か水」しかでないんで(ほどよい湯加減のお湯は出せない)。

しょうがないので、バスタブに熱湯と水でほどよい湯加減のお湯をはって、その中で全てをすましていた。つまり、シャンプーから何から何までそのお湯…、最初はいいけどだんだん濁ってくるお湯…、まー、風呂にあんまりこだわりのない人間なので(入られたらとりあえずいい)我慢できたけれども。

私は毎日お風呂に入って髪の毛を洗っていたけれども、こっちの人は毎日は洗わないみたいですねー。それどころか、夏場というのに毎日風呂に入ることも…(笑)。


・携帯電話

イギリス滞在2日目に、おばさん(母の従姉でイギリス在住うん十年のすごいパワフルな人)と携帯電話を買いに行く。わたしは別にいいかと思っていたけど、おばさんが連絡付けやすいから持ちなさいといったのでまー、いいかと。というか、あの勢いに誰が反抗できよう、いや、できまい。

"cheapest and simplest one please!"といって、本体£39.99、あとは£10づつTOP UPしていく携帯電話をゲット。こっちはTOP UP形式の携帯電話が多いみたい(プリペイドみたいなもの。決まった金額ずつチャージしていく)。使い方がいまいちよく分からないけど、まー、かけて受けられたらいいや。機種はNOKIAので、電話会社はT-Mobile。おかげであこがれのNOKIA sound(ヨーロッパにいたら確実に1日に一回は聞けるというNOKIA機種のデフォルトサウンド)を堪能できた(笑)。

こっちはまだまだ白黒、呼び出し音もへロイのが主流だけど、私はこれでも別にいいわ…、というか、これくらいで十分。
入手した携帯電話と、大きさの比較対象物のマイ眼鏡。



・地下鉄止まる

ロンドンに滞在して4日目にして、ロンドンの街中(といっても、シティの真ん中じゃないけれど)で大洪水が起きてしまう。テレビでもやってたけど、かなりすごかった…。おかげで利用している地下鉄が止まってしまい、あと一駅!というところで全ての電車が止まってしまう。なんてこった。
駅構内で放送が流れていたけれど、クリアじゃないのでほとんど聞き取れなくて何が起こっているのかよく分からなかった。次々にこの駅止まりの電車がやってきて、ホームは大混雑。なんとか駅員捕まえて理由を聞いて、「どーしろうゆうねん」と聞いたら、「歩くのが一番早い」と言われてしまう。ロンドンの本当の中心部と違い、駅間の距離がちょこっとある。半分泣きながら(笑)、慣れないロンドンの地図を片手に家にたどり着く。

滞在2週間過ぎていたら「あ、またか」と思うけど(いきなり電車が駅と駅の間でとまってそのまま三十分、とかいうのも経験したし)、さすがに4日目にこれはきつかった。
今考えてみると、バスでも帰ることが出たけれど、このころはまだ初心者だったのでバスに乗れなかったからなー(笑)。


・公共交通機関に関するエトセトラ

地下鉄
夏は地獄。
"Beat the Heat"という張り紙が至るところにあったのが面白かった。
灼熱地獄の地下鉄を乗りこなすために…、水持参、気分悪くなったらすぐ降りて、などという対処法が。その下には「この重大な問題について、解決策を模索中。新しい技術も探しているところ」というのがなんとも。
地下鉄は、古い路線は本当に古いから、エアコンを付けるスペースがないとか何とか。
確かに、くそあついときに地下鉄に乗ったら私でもちょっと気分が悪くなった…。

バス
夏はプチ地獄。だって、窓があってないようなもの…。
降りる場所がよく分からないときは、オススメできない乗り物。というか、私はしばらくは一人で乗れなかった。
最後の方は、旧型のバス(車掌がいるほう)が徐行しているときに乗車するなどして、「私ってもしかして慣れた?」という自己満足も味わったりしていたけれど(笑)。
慣れたあとも、バスを乗り間違えて北東に行きたいのに北西に行ってしまって(気づくのが遅い)かなり困ってしまったことはまだまだ記憶に新しい。
時間がかかるものの、町並みをゆっくり見られるので好き。急いでいるときは地下鉄の方が断然早いからケースバイケースで(ただし、地下鉄も時々意味不明な停車をするので要注意)


旧国鉄
90年代後半に民営化して、20いくつかの会社に別れたらしいけどひとくくりで。
とりあえず、日本人的感覚からすれば本当に意味不明だと思う(笑)。メンテナンスーとかいって平気で1週間とか2週間とかこの駅使えません!とかするし。料金は千差万別でなにがなんやらだし。
サービスも会社毎に違いましたなー。切符買うときに一番好きだった駅はビクトリア駅。列をさばいている案内の人がフレンドリーだったから(笑)。
ちなみに、座席指定はあってないようもの(特に、指定料金を取らないバージン鉄道。なにしろコーチがまるまるないときもあるとか何とか)。ロンドン始発の電車に乗るなら指定された席に座れることが多いけれど、わたしゃ帰りの電車で自分の席を見つけられたことがないので、席に対するこだわりはさっさと捨てた方が無難。といいますか、座ったもんがちの世界ですな…。


・オリンピック

アテネ五輪をちょうどいい感じでやっていたので、あの2週間(3週間?よく覚えていない)は見るともなしにオリンピックを見ていた。時差もリアルタイムできちんと見られるくらいのものだし。この点はラッキー。というか、テレビで見て分かるやつってスポーツか天気予報くらいしかないので(笑)。

記憶に残っているのは、開会式、体操男子団体、でもって閉会式。

開会式は、日本まだかなーと思っている間に日本が終わってしまって微妙に見逃してショック。いえね、アルファベット順だと思っていたらどうも違うかったみたいで、イギリスの入場でテレビが盛り上がりまくっているそのあとくらいだったから…、B○Cが悪い。

体操の男子団体は日本が金メダルをとったやつ。確か、イギリスは出ていなかったはずなのに中継自体はすごく盛り上がっていた。正直な話、日本選手には本当に申し訳ないけれどもあれが本戦の決勝(?)だとは思っていなかった…。予選一位通過かな?とかかなり失礼なことを思っていたけれど、喜び方が尋常じゃなかったのでもしやと思うと…、おめでとうございました。イギリス人アナウンサーが興奮しまくっていて「Japan fantastic! Excellent! Pretty good!! Great work!」とほめすぎやろというくらいほめまくっていた。
やっぱり、こういうところで日本が活躍しているのを見るのはとても気持ちがいい。テレビで日本人を見られるだけでなぜか落ち着く(ロンドンには日本人観光客がうじゃうじゃしていますが、それとこれとはまた違うんですなー)。日本人選手が活躍しているのを見るのはうれしいし、それがこっちで認められているというのもうれしい。なんやかんやいっても私はやっぱり日本人で、そして日本に対していろいろ文句はありつつも愛着があるんだなということを再確認してしまった。

閉会式も、なんとなーく見ていた。うかつにも、少し感動して泣きそうになったというのは個人的にはトップシークレット。まー、感動しただけじゃなくて、ちょっといろいろな理由でマイナスの感情も抱きましたけれども


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