本の感想, 作者名 あ行池上永一

孫家の真鶴は勉強が苦手な兄に代わり、宦官の「寧温」と性別を偽り琉球の宮廷に乗り込んだ。激動の時代の中、日本と清という二つの国の間で綱渡り外交を続ける琉球宮廷で型破りな政策を次々と打ち出す寧温には敵も多く、一筋縄ではいかない日々をすごしていた。