Dec.11.2005

梅田芸術劇場

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素人がミュージカル三昧 (注:素人のたわごとです)

■レ・ミゼラブル 編

※かなり偏った鑑賞法をしております。


見たい!と思っていたときに運良く大阪で公演決定(8年振りですってさ)。いそいそとチケットを入手して見て参りましたのレ・ミゼラブル。評判どおりすばらしい舞台でした。


初めて見たのは1年前のロンドン。もちろん英語でしかも原作未読の人間がストーリーを完全に理解できるはずもなく。「あー、なんか釈放されたっぽい」「いつの間にか工場長っぽい?」「義娘ゲット?」「マリウスの選択肢は間違っているような気がする〜!」と何となくで見ておりましたが、もちろん日本語版のこの公演、ずいぶんとストーリーも把握できました。私のファーストインプレッションもあながち間違ってはいませんでしたね(笑)。

で、やっぱりなんやかんやでエポニーヌが大好きです。片思いの学生さんが一目惚れした女の子を探してきてあげて、手紙届けてって……、健気すぎるっ!しかも彼女の最期がまたっ!マリウスの選択肢はやはり間違っているのではないかと本気で(以下略)。
ちなみに、チケットを買うときに着目したのはエポニーヌの配役だけなので(えー、まー、坂本さん好きなので)坂本エポニーヌ目当てといっても過言ではないのです。他にも最初の方は何役かこなしていらっしゃるんですが、坂本スコープが発動した私(オペラグラス装備)は坂本さんばかり追いかけていた……、かもしれません。

ああ、エポニーヌばかりではなんですので、他。
レミゼは音楽が素敵ですね。しんみりとした曲もいいのですが、学生達が歌い上げる力強い曲も力が湧いてきて好きですよ。一番好きな曲は『On my own』ですが(うわ、またエポニーヌ……)、『People's song』あたりも好きです。
あとはですね……、テナルディエ夫妻ですかね。要所要所に現れておいしいところをかっさらう唯一のコメディ要素のこの夫妻、なんやかんやで憎めません。

そして、終わらないカーテンコールまで感動は続きました。
普通のミュージカルはこんなにカーテンコールが繰り返されるものなのですねぇ(普段のアレがあっさり風味ですから)。一種興奮状態なので拍手しても拍手し足らない気分。出演者の皆さんが結構お茶目なことをされるので(坂本さんがお姫様抱っことか……)、その点でも最後まで楽しませて頂きました。

いやー、本当によかった。
また、なにか機会があれば別の演目を見てみようと思います。