恐怖のイタリア旅行 4.ヴェネチアでふらふら

フィレンツェからヴェネチアで電車で移動。ヴェネチアに行くために駅に行ったら、なにやら見覚えのある顔が。あら、あなたたちは同じ学部の△さんご一行!入学した時点で1学年200人いない学部なのになんて奇遇なことでしょう。△さんたちはヴェネチアから南下して、ローマに向かう途中らしい。私たちとは真逆の進行方向ですね。フィレンツェには同じタイミングで滞在していた模様です。航空会社は違うものの帰国も同じ日らしいのでまた会えるといいねと笑いながらさようならをしました。……、オチは何の因果か関空でもう一回会うことになるんですが(笑)。


■水の都
駅に着いた瞬間からそこは水の都。いやもうすごい。駅を出た瞬間から記念撮影大会ですよ(日本人なので)。



とりあえずホテルに向かうために水上バスに。大運河を通るしスーツケースはあるしで8.5Euroかかりました。うーん、水の都侮りがたし。
ホテル最寄り駅に着いてからも一苦労。地図では分からなかったのですが、そこは階段階段階段。スーツケース片手にえっちらおっちらホテルに向かって邁進。私は荷物軽い方でしたが、重たい人はしんどそうだったなー(疲れているので手伝う気なし)。道も迷路です。細い道が、「これ道か?」と思わず突っ込みたくなるような道がもうたくさん。さすが迷宮の街ヴェネチア。疲れました。



■カーニバルの街
毎年2月に行われるカーニバルはとても盛況とか。時期ではありませんでしたが、カーニバル用の仮面は沢山売ってました。いやしかし、あれは土産物だからいつでも売ってるか……。仮面を見て真っ先に「オペラ座の怪人」を思い出してちょっと半泣きになってしまいました(注:1回目の鑑賞のとき、一人で見に行ったせいかちょっと怖くて半泣きになった情けない人間)
あれ、おみやげにもらってもタダの嫌がらせやな。呪われそうなので写真にも納めませんでした……。怖。

■リアルト橋
↑のロゴの橋ですね。ヴェネチアのランドマークのひとつ。フィレンツェのヴェッキオ橋のように、橋にはお店がずらり。おみやげ屋さん系が多かったです。その中でとっても気に入ったのが革製品(とはいっても、カバンとかじゃなくて革表紙のノートとかそっち系)のお店の"RIVOALTUS"。皮やヴェネチアガラスを使ったブックマークが本当にかわいい!ヴェネチアガラスのペーパーナイフもかっこいいし。おみやげにも最適です。お値段も手頃なものからちょっと記念にはちょうどいいものまで。というわけでここで結構買い込みました。するとちょっとだけおまけをしてくれたお店のお姉さんありがとう!



■サン・マルコ広場
サン・マルコ教会があるこの広場は……、広いです。細い道が入り組んでいる街で急に広がる視界。ある意味とても感動です。ヴェネチアの観光の中心なのでとにかく人が多いのですが、それ以上に鳩が多い。というか、鳩多すぎ。エサをやることができるんですが、エサをやろうものなら鳩がたかって手乗り鳩とかできます(しませんでしたけど)。
教会の中はローマやフィレンツェの教会とはまたひと味違いました。今まで見た大きな教会の中ではかなり質素だったかもしれません。水位が上がると水が中まで浸透するのか、ちょっと疲れたところのある教会だなと思いました。
  


■ため息の橋
脱獄不可能な牢獄の唯一の下界との連絡路というこの橋、「出たいな、出たいなー」と橋を見ながらため息をついたと言うことからこの名前が付いたらしいんですが、この話を知らなかった私は最初とてもロマンチックな話からこの名前が付いたと思っていました(アホです)。
この橋が見えるポイントの真っ正面でいちゃつくと何かいいことがあるということらしく、かなり沢山のカップルがいちゃついていたんですが……女5人組からすると大変邪魔です。あんたらのお陰で正面から橋が見られないっ!「(橋から)落ちてしまえ」とか言ったのは私ではありません。いえ、私も心の中で思いましたけどさすがに口には出しませんでしたよ。




■ムラーノ島
ヴェネチアガラスの総本山、ムラーノ島。せっかくなのでどこか島に行ってみよう!ということで行ってきたんですが、大変のどかでございました。いった日が日曜日だったのでことごとく店は閉まっており(そりゃそうだ)、ガラス博物館だけみて、あとはイタリアののどかな街の日曜日を満喫してきました。とてものどかで心が洗われたような気分です。
直通に乗れなかったので、本島からは水上バスで約45分かかりました。


■おっかいもの inヴェネチア
ヴェネチアガラスはかわいいんですが、ちょっとどぎついものが多かったような気がします。これは日本人との感覚の差かな?シンプルなものが欲しかったのですが、なかなかいいものが見つからず。ローマ三越で見たヴェネチアガラスは私の胸を打つものがたくさんあったので、あっちで買えばよかったかもと少し後悔。多少高くてもこの際しょうがないしね。

買い物好き友人らはどこの街でも同じブランドもののお店行ってました。品揃え同じとちゃうんか?と思ったのは素人考えです。
買い物に付き合うのは正直言って疲れるので……、今度行くときは趣味が同じ人間といこう……。

お買い物途中に見かけた制服のイタリア人。長いマントにくるまって、いつも二人一組で見回っているっぽい彼らは一体?警察かなー、軍隊かなー、どっちだろう。とにかく制服はかっこいいのでどさくさに紛れて写真を1枚。眼福眼福。やっぱ制服はいいわ……(すいません)。



■ゴンドラ
ヴェネチアに来たらこれだっ!というわけで乗りましたよゴンドラ。あれよあれよという間に夜になってしまったので、たぶん夜間料金とられてちょっと高かったんですが旅の思いではぷらいすれすです。昼の方が写真は撮りやすいんだろうけど、夜の方がきれいだと思います。
ゴンドラこぐ人は英語がぺらぺーらでとても口達者。おもしろかったです。こぎ手さんの家は代々200年以上ゴンドラ漕ぎをしているとかなんとか(嘘だとしても、それを信じさせてしまうのヴェネチアの歴史ですね)。日本語知らないというので、お商売に役立ちそうな日本語を伝授してきましたよ。ゴンドラ勧誘からあいさつまで。果たして使ってくれるのでしょうか?



■水上タクシー
ヴェネチアといえばこれだ!ということで水上タクシーにも乗りました。いや、できれば乗りたくなかったんだけど乗らな飛行機間に合えへんねんもん……。だって、朝6時過ぎの飛行機。一応国際線なので逆算して5時前に空港に着かなくてはいけません。鬼のハードスケジュール。私は身支度数分の人間なのでぎりぎりまで寝てたんですが、同室の友人らは結構早起き(というか徹夜?)してたみたいですね。大変だ。
だいたいどこのホテルにもタクシー着き場があるというのがすごいです。さすがヴェネチア。船着き場とか見ていて、『紅の豚』を思い出しましたね!あれはアドリア海ですが、とにかく雰囲気は似たようなものではないかと思いました。マルコー!(豚好き)


というわけで、ヴェネチアを後にしてオランダ経由で帰ったのでした。

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