プリンセスハーツ~たとえ遠く離れていてもの巻~ / 高殿円
いろいろ大層クライマックスでした。
プリンセスハーツのラス1の大盛り上がりの一冊でした。あれやこれやそれやの秘密がドンドン明かされて、ページをめくる手が止まりません。他のパルメニアシリーズや銃姫なんかもちょこちょこからんできて、他のシリーズを読んでいたら1.5倍楽しめることはたぶん確実だ。ペンギン賢者って、賢者って……あの人だよねぇ……(返す返すも中途半端に終わったことが悔やまれる)。
不気味な存在だったメリルローズと、そしてあまり語られることのなかったジルの幼なじみ・ロレアンの背景も語られてさらに面白くなってきましたね。ロレアン、報われなさそうすぎてちょっと切ないけど……というか昔からジルは食い気……。
それぞれの背景や隠された事実が明かされ、一読だけでは何が何やらになってしまいますが、さっさと最後まで読みたい!そして再読!という感じで2回読んでおりました。あれがああなってこうなって……と入り組んでますが、いろいろ大変。そして大変といえば主役のふたりが全く接触ないのに大層熱々だったということ。これは最終巻に転がらずに読む自信がなくなるレベル……。最後の最後に大きな爆弾が仕掛けられましたので(でも、個人的にあの人の行動原理は「大好き」なので、文字通りには行かないと思うんだけど)、続きを早く読みたい、ですが、終わるのは寂しいという微妙な気分です。
終わるまでか終わってすぐかに、勢いで作ってしまったパルメニアの人物辞典(6巻:2010年で更新止まってる)も更新したいなぁ [1]こうやって書くことで退路をふさぐ
プリンセスハーツ~たとえ遠く離れていてもの巻~
高殿円/明咲トウル
小学館ルルル文庫(2011.05)
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References
↑1 | こうやって書くことで退路をふさぐ |