本の感想, お気に入り, 作者名 か行クレイン

成人する王太子の後宮が開かれることとなり、朱家では当主の姪で随一の佳人ともいわれる翠花が妃候補として後宮に上がることになる。当主の娘である美暁は名家の娘としては規格外であったため、美暁を後宮に送ることははなから考慮されていなかったものの、美暁たっての希望で美暁自身も後宮にはいることとなる。そんな美暁の真の目的は、王太子の妃となることではなく、前帝である女帝が亡くなってから独り身を貫いている現皇帝の後妻の座であった。

コメディに見せかけて実はヘビーな後宮もので面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

同盟国への輿入れ中に命を狙われ、いろいろあって娼館に売り飛ばされたところを同じ境遇の少女たちとともに逃げ出した王女アレクシアだが、他の少女たちを逃がすためにアレクシアは再び捕まってしまう。そんな彼女を助けたのは、アレクシアとそっくりの女優ディアナの劇団仲間のリーランド。アレクシアはディアナを助けたつもりのリーランドとともにディアナと合流することを目指すことになる。
一方、一命をとりとめたアレクシアの護衛ガイウスは「アレクシア」の元に戻るが、アレクシアの身代わりをしているディアナを偽物と見抜く。ガイウスはアレクシアの命を狙った黒幕を探りながら「アレクシア」の護衛としての任務に引き続き当たることになった。

一難去ってまた一難だけど近付くことは近付いてるので……

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

ガーランド王国の王女アレクシアは政略結婚で異国に嫁ぐ事になったが、婚礼のために相手国に向かう船上で何者かに襲われ、護衛官のガイウスとともに海に投げ出される。一命をとりとめたアレクシアは、怪我を負ったガイウスのために助けを呼ぼうとするが運悪く人買いに声をかけてしまい、すでに囚われていた少女らとともに娼館に売り渡されてしまう事態に陥ってしまう。
一方、アレクシアが行方不明になったガーラントの一行の責任者グレンスター公は、万が一のために準備していたアレクシアに瓜二つの少女ディアナを影武者として仕立て上げなんとか時間を稼ごうとしていた。

コバルト文庫(少女小説)の、王道王宮モノ(今回あんまり王宮にいないけど)だ!と思いました!

本の感想, 作者名 か行久賀理世

ガーランドの先王の遺児エレオノーラは、さびれた古城で幽閉生活を送っていたが、現第二王子ダリウスの花嫁として宮廷に戻ることになる。第一王子・第二王子の婚姻をめぐり陰謀が渦巻く宮廷で、早速エレオノーラを狙った事件が発生する。

両片思いだ~!

本の感想, 作者名 か行駒崎優

義母との関係が悪化し、家を飛び出したトマスはシャーウッドの森で徒党を組む「無法者」の一団に迎え入れられる。一団には様々な事情を抱えたものがおり、それぞれの得意分野を生かして、森を通りかかる旅人たちを「もてなし」て、その対価を得ることで生計を立てていた。

おっさんたちが生き生きしてる、さすが駒崎さんだなぁという話で面白かったです。

本の感想, 作者名 か行櫛木理宇

見たくもない「もの」が見えてしまう森司は、高校の後輩こよみに密かに恋していたが想いを伝えることができず浪人して大学に入学する。現役で同じ大学に入学したこよみがオカルト研究会に入ったと知り、なし崩し的に森司もオカ研に入会してしまう。そんなオカ研には怪奇現象に悩まされている人が日々相談にやってきて……

青春っていいっすな!というようなライトホラーでした。

本の感想, 作者名 か行こる

幸せな結婚を夢見る辺境の村娘ウィルラだが、体内から武器を出すことができる「武人」の能力を持ち、そして冒険者の両親に鍛えられたせいで村では敵なしとなってしまった。現状打開のために都会に向かおうと、村に立ち寄った冒険者二人組に都市部への同行を依頼したウィルラは、戦闘力があることを隠しながら一緒に旅をすることになる。

ヒロインちゃんの豪傑ぶりが楽しかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行倉下青

エルヴィラ公女付の侍女から傭兵隊付の侍女になったマリアダは、日々ジルヴァーノから求婚される日々。そんな中、傭兵隊との契約更改に失敗した歴史だけはあるバージリス公国の王太子アージェントが最後の手段としてカファル公国との同盟のため、エルヴィラ姫との結婚を求めてカファル公国を訪れる。テレーザの命でまたしてもエルヴィラに扮し、今回は求婚を断るという仕事をこなすことになったマリアダは、傭兵隊長ジルヴァーノとエルヴィラに特別な関係があることを匂わせてアージェントをかわそうとするが……

今回もテレーザ様がかっこよかった……

本の感想, 作者名 か行倉下青

カファル公国の姫君エルヴィラに仕えるマリアダは、カファル公国妃でエルヴィラの継母テレーゼに虐げられるエルヴィラを信頼できる商人と駆け落ちさせることに成功した。しかし、テレーゼは公国が雇う傭兵隊の契約更新のために、マリアダにエルヴィダのふりをして傭兵隊の隊長ジルヴァーノを誘惑することを命じる。

テレーゼ様最強伝説の一冊でした。

本の感想, 作者名 か行九江桜

男爵家の長女イザベラは、まったく令嬢らしくない義妹アシュリーテを淑女に育てるために、日々手応えのないアシュリーテを相手に奮闘していた。そんなイザベラの言動は使用人を含め周囲に誤解され、「義妹をいじめる後妻の娘」という悪評が広がっていた。そんなある日、外国から戻ってきたイザベラの幼馴染フリッツがイザベラ達の滞在する別荘を訪ねてくる。長く外国にいた第二王子がお妃探しのために舞踏会を開くと聞いたイザベラは、フリッツの助けを借りてアシュリーテを舞踏会に送り込む準備をはじめるが……

イザベラの奮闘は楽しかったんですが……。