宝塚-花組 / 明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴

素人の観劇日記宝塚, 花組

(2007/3/3に掲載したものをサルベージ)

花組の「明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴 / TUXEDO JAZZ」を見に行ってきました。

タカラヅカ版を見る前にちゃんと原作を読んでおこうとふと思ったのですが(実は最初から最後まで小説や映画をきちんと見たことがない)、どっかの感想で「原作知らなければ楽しめる」とあったのでまっさらな状態で見て参りました。

そして、いつものように変な(ネタバレしてると思う)感想は以下続きに。


一言で感想を表すとしたら「春野さんの明智探偵がかっこよかった!」という感じでしょうか~?タカラヅカというより「お芝居!」という感じの演出だったなぁと感じる点も何点かでそのあたりも新鮮でした。
早苗さんよいなーとか、小林少年かわわいかったなーとか、少年探偵団おいしいなー、いつものタカラヅカより数倍娘役さんたちが目立っていたというのも何となく楽しかったです。黒蜥蜴さんに関しては、うーん、何とも難しい所ですよね。ヒロインさんが清楚系なだけに序盤の妖艶な黒蜥蜴より後半の無邪気な黒蜥蜴の方がしっくりきているように思いました。
もちろん男役さんたちもいつもながらにかっこよく。明智さんは言うに及ばずで、他の皆さまも良かったです。今回の各見所はやっぱりプロポーズですかね。警部さんの奴が一番現実的でオトメゴコロ的にストライクだと思います(笑)。

舞台装置に思わず笑いそうになったりしましたが(特に、移動中の車)、たいていはそんなの気になりません。しかし、ストーリー展開はラストがある意味驚きの展開で、それ本当にありっすかとちょっと突っ込みたくなりました。かなり脚色されているらしいんで、原作とは大分違う結末だとは思うのですが……、いや、でも本当にありっすか(軽く混乱中)。最近の流行でしょうか(←いやそれたぶん関係ないし)。

そしてうってかわっての明るいショーのTUXEDO JAZZ。タカラヅカでタキシードでジャズってある意味最強のコンボですよね~。明るくアメリカ舞台っぽい感じでノリノリなショーでした。途中、ドスのきいたジャズのソロなどは圧巻。上手いですね……。今回はちょっとしたお茶目(たぶん、春野さんがダンス中につまづいた)なハプニングもありでなかなかに楽しめるショーでした。