ミリセントと薔薇の約束 社交シーズンは魔法と共に / 月本ナシオ

本の感想, お気に入り, 作者名 た行月本ナシオ

憧れの女性であり、ミリセントの美術学講師役であるグレンの義母でもあるアンジェリカの店を手伝うためにマクミラン家が新規出店するお店の鑑定を手伝うことになったミリセント。そのお店のオープン記念のパーティーでようやくアンジェリカにも紹介されたが、そこでは都を騒がす謎のマジシャン・ギンシェルがミリセントに興味を持ったようで……


シリーズ第二巻。一冊目からなんかおもしろいなーと思いながら読んでましたが、二巻目を読んでこれは私のツボにはまる作品であると確信いたしました。グレンがかわいい(といったら本人にとっては心外な感想でしょうがしかしかわいい)。不思議な力で鑑定するミリセントと実力派鑑定士で超現実主義のグレンのでこぼこコンビ(?)が曰く付きの美術品鑑定からいろんな事件に巻き込まれる話。今回は謎のマジシャンと幽霊にまつわるお話でした。

謎の地下組織<大暗室>とミリセント母の関係や、グレンの母親の謎とその血筋などが徐々に明かされ、ミリセントの相手役は幽霊執事じゃなくてグレンっぽいなぁと思いながら読んでみたりしてました。アンセル(幽霊執事)がミリセントに執着する理由もミリセント母と大暗室にかかわってきそうですが。大暗室の人って人外っぽいから苦手だなぁ(幽霊物(えぐいやつ)を操るとかほんともうやめてほしい←ホラーは苦手)。しかしこのシリーズは比較的ライなので大丈夫)。 ミリセントとグレンのコンビネーションがニヤニヤものだし、アンジェリカ様の狙ったような勘違いも読者としてはうれしいところ、かな?次は愉快そうなグレン義兄が絡んでのバカンス編らしいです。続きも楽しみです。 あと、暑苦しい王子親衛隊の暑苦しい活躍にも期待したいと思います(注:「暑苦しい」は親衛隊の修飾語)。 ミリセントと薔薇の約束 社交シーズンは魔法と共に
月本ナシオ/椋本夏夜
角川ビーンズ文庫(2008.12)
ISBN:978-4-04-451110-4
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