旅日記:スペインに行ってきたよ トレドに足を伸ばしたよ

つれづれ旅日記

トレド(駅から歩いて向かうその先)スペイン滞在記その2、トレド。マドリッドに行ったらマドリッドの観光はどうでもいいからトレドにいけ!という話を何処かで聞いた覚えがあるのですが、行って納得。これはマドリッドよりトレドやわぁと思った都市でした。

マドリッドからトレドは高速鉄道で30分程度、片道10ユーロとのことでしたが、(財政危機の影響か)軒並みすべてのものが値上がりしているスペインにおいて、こちらも案の定値上がりしていました。12ユーロは超えてた……のはさておき、10時台の電車にのるためにアトーチャー駅に向かい、窓口でトレド行きのチケットを買います。空いている窓口からあえて選んだおっちゃんの係員の人に「なんでこっちにくる!」(あきらかにスペイン語ができない人間がやってきたから)というようなニュアンスのことを言われながら、チケットを買いました。なんでこっちにくる、といいながら、おっちゃんは良い人でいろいろ教えてもらいました。

電車の中は綺麗行きのチケットは10時台、帰りのチケットも一緒に買い、窓口で無料で変えられるよ、ということを教えてもらったので、帰りの電車は17時台の電車を勧められたのでそちらを購入。ホームにはトレドに行く観光客で溢れており、30分ほど電車に乗って程なくトレドに到着。

トレド駅構内トレドの駅は(新しいのか古いのかよくわからないんですが)すでに古都っぽくてテンションがあがりました。しかし、ここのカフェはダメです。帰りに喉の渇きに耐えかねてアクエリアスを買ったのですが、これがなんと驚きの4.7ユーロ。私、この旅行で一番高い飲み物がこのアクエリアスだった……!足元見られたのかアジア人と思ってボラれたのかなんなのかわかりませんが、街の中では高くても2ユーロだったですよ。

近づくトレドの街行きは駅から街中までテクテクと歩きました。こっちの方向かな、と自信はありませんでしたが、同じ方向に歩いて行く人が結構たくさんいてその人について行ったら着くかもしれないという寸法です。どんどん街が近づいてきて、城壁に囲まれた街が見えてくると否が応にもテンションも上がるという寸法です。20分くらい歩いて街に到着です。

まずは街中をグイグイと進み(階段・坂道が多いので結構大変)ソコドベール広場を目指します。目的は、ソコ・トレイン(ZOCO TREN))に乗ること!これに乗ると45分くらいでトレドの街の外を一周して綺麗な景色が拝めるのです。お値段は5ユーロ(これまたかなり値上げ……)、日本語の音声ガイドもついててハイシーズンは30分に1本の運行の模様。これは乗ってよかったなぁ!と思いました。本当に綺麗な景色が見られるし、写真撮影タイムもありました。ただ、ここでいきなり話しかけてきたにほんじんのおっちゃんがさぁ……(いろいろ絡まれて、こう大変アレでした)。しかし、ソコ・トレンからみた景色は本当に絵のようで、感動しました。

ソコ・トレン  ソコ・トレンから

街の外周を一周したあとは、むにゃむにゃとお昼ごはんを食べて(ここでもいろいろあった)(そこ・とれんからの悪夢再び)、観光再開。サンタ・クルス美術館の建物の綺麗さに感心し、アルカサスの軍事博物館にまたひとりで興奮し(だってここにも!甲冑が!原寸大の騎兵が!写真が撮れない場所だったのが返す返すも残念。そしてなぜかSamurai甲冑が!)カテドラルを見て、その大きさと金ピカゴテゴテにさすがカトリックだなぁと感心し、サント・トメ教会のエル・グレゴ作の有名な絵画を見てほほーと納得したりしました。
(確か)サンタ・クルス美術館。元慈善病院だったので中の印象は柔らかい。  カテドラル外観カテドラル内部

トレドの路地裏トレドの街は入り組んでおり(イスラム的な街の作りらしい)、迷いまくっての街の散策となりましたが非常に楽しかったです。街のふとした路地なんかが非常に情緒あふれていて、こりゃ観光都市だなぁ、と(笑)。帰りはソコドベール広場まで戻ってタクシーで駅まで向かいました。めちゃくちゃ飛ばされて、そしてすごい坂道を爆走されて怖かったですがこれがスペイン仕様らしいです。