本の感想, 作者名 さ行汐邑雛

パティシエの麻耶(33歳独身)は、夜間コンビニに向かう途中事故に会い、目覚めたときには異世界のお姫様アルティリエ(12歳)になっていた。12歳にして27歳の王太子の后というアルティリエもまた、九死に一生を得て目覚めたところであり、複雑な権力闘争の真っ只中に位置するお姫様で……

思ってたよりシリアスな宮廷陰謀劇だったのがちょっと新鮮。

本の感想, 作者名 か行九江桜

男爵家の長女イザベラは、まったく令嬢らしくない義妹アシュリーテを淑女に育てるために、日々手応えのないアシュリーテを相手に奮闘していた。そんなイザベラの言動は使用人を含め周囲に誤解され、「義妹をいじめる後妻の娘」という悪評が広がっていた。そんなある日、外国から戻ってきたイザベラの幼馴染フリッツがイザベラ達の滞在する別荘を訪ねてくる。長く外国にいた第二王子がお妃探しのために舞踏会を開くと聞いたイザベラは、フリッツの助けを借りてアシュリーテを舞踏会に送り込む準備をはじめるが……

イザベラの奮闘は楽しかったんですが……。

作者名 さ行さき

(自身にとっての)バットエンドを回避するため没落コースを目指していたのに王女様に懐かれ、隣国の大学に進学後も様々な令嬢に慕われ、そしてようやく従者のアディと結婚した大貴族の令嬢メアリ。念願の渡り鳥丼屋の開業のために一歩を踏み出そうとするが……

オールキャスト揃い踏みで楽しかったです。

本の感想, 作者名 は行文野あかね

母亡きあと父により知り合いのバーンズ男爵家に預けられ、そこで粗略に扱われていたアメリアのもとに、今をときめくオルブライト伯爵が現れる。父の知り合いでアメリアを迎えに来たという伯爵は、アメリアを伯爵家に迎え入れる。母親からなにか受け継いでいるものはないか、と伯爵から尋ねられるアメリアだが、アメリアには心当たりがなかった。

花言葉で伝えられるあれこれがとてもロマンチックでした。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

現皇帝の四人の妃嬪の中で、誰が「明来告知」の儀式で皇帝の横に立つかで揺れる後宮。皇帝は妃嬪たちに決めさせることを了承し、その話し合いのために理美と朱西は毎晩妃嬪に夜食を提供することになる。それぞれに事情を抱える妃嬪に話を聞いてまわる理美だが、そんな理美に儀式に必要な宝珠の盗難の嫌疑がかけられる。

たくましい女の人っていいな!と思いました。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

バイオリニストのミレアは念願のドイツェン宮廷楽団に入団し、成り行き上、公爵家の跡取りかつ第一楽団の指揮者アルベルトと「求婚者よけ」の婚約者になってしまう。ミレアを下僕扱いする偉そうなアルベルトに反発を感じるミレアだが、アルベルトのアドバイスをうけて、第二楽団の仲間とともに切磋琢磨していく。一方、「養護院から見出された伯爵令嬢」というミレアの出自をさぐる動きがあり……

おもしろかった!良い少女小説!

本の感想, 作者名 や~わ行・他吉村りりか

双子の兄と家出同然での巡礼の船旅の途中、嵐に巻き込まれ船が難破し兄セバスチャンとはぐれてしまったヴィオラ。しばらく生き延びるため、男装してシザーリオと名乗り、気難しい公爵オーシーノの小姓として使えることにする。オーシーノは伯爵令嬢オリヴィアに求婚しており、オーシーノに代わりオリヴィアに求婚の言葉を伝えにいったシザーリオ(ヴィオラ)にオリヴィアは一目惚れをする。

男装は時を超える……

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

辺境の修道院に預けられ、修道院の運営費用を稼ぐために「聖女」を演じ続けているルチア。ルチアの血に奇跡が宿るという設定のため、常に貧血状態で死にかけていたルチアだが、ある日修道院に皇太子クラウディオが訪れ、ルチアを連れて教皇に面会しにいくという。偽物聖女であることがバレる前にクラウディオのもとから逃走しようとするルチアだが、クラウディオと行動するうちに……

引き続きおもしろかったー!

本の感想, 作者名 あ行秋杜フユ

魔術師の元締め、かつ現王太子妃の実家・ルビーニ家に引き取られ実の娘同然に育てられたアメリアは、お世話になっているルビーニ家への恩返しのためと、ルビーニ家と付き合いのある商会の主(かつルビーニ家の親戚)との結婚を考える。アメリアを溺愛する兄二人は、アメリアの結婚には大反対で……

初手のお陰でお兄ちゃんが逃げ切ったお話。

本の感想, 作者名 ま行宮野美嘉

吉報に湧くコルドン家に、コルドン家が封印を施していた悪霊の魔女復活の知らせがもたらされる。一人対応に向かったジェイクを追ってサアラが出発し、そのサアラを連れ戻すという名目でエリオスまでもが現地に向かう。さらに、コルドン家に加えてギルとミゼルカまでもが魔女への対応を要請されたとやってきて……

これ以上はないという大団円でした。