捧げよ、永久に続く祈り 幻獣降臨譚 / 本宮ことは

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

シュータンとの問題に一応の目処を立てたアリアは、アランダム騎士団に戻りシュナンと再会する。占拠された騎士団の本拠地を奪回するため、アランダム島に乗り込むアリアは暗い影を背負ったディスクと対峙する。そしてアランダム騎士団に残っていたオレリーから自身に課された役目を告げられたアリアは……

ようやく鉄拳制裁!(代理)

シリーズ18冊目(らしい)の幻獣降臨譚、ついにというかようやく次巻が最終巻(予定)のようで、幻獣関係の謎が一気に明かされて、アリアに課された使命にびっくりしました。まさに世界の命運、の一言に尽きるポジションです。そして、それに対しての光焔の「選んでみた」にはちょっと脱力しました。やっぱりいい性格してるなぁ、このもふもふ。

アリアの恋模様は正直もうどうなってもいいというか、むしろこのまま一人でエンドじゃないかと勝手に妄想してしまっているのですが、序盤のシェナンとのやりとりには転がりました。……大きくなったなぁ、シェナン。最初の彼から考えると成長したなぁ!まさしく王子というか何というかで少女小説素敵!と思いました。
そして全国の読者が待ちわびていた(と思われる)鉄拳制裁も!個人的には予想外の展開で違う意味でへろへろしてしまいました。ロマン!

ラスボスらしき人はどうやら国の中枢にいるらしく、次は最終決戦地に乗り込む展開のようです。続きも非常に楽しみです。

img捧げよ、永久に続く祈り 幻獣降臨譚
本宮ことは/池上沙京
講談社X文庫ホワイトハート(2011.01)
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