聖鐘の乙女 雪の聖画と氷の首飾り / 本宮ことは

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

男装して全寮制の音楽学院で父の遺品を探すアティーシャは、冬の休暇の後半をサリアンに付きそうネイトと共に、とある女子修道院で修道女として過ごすことになる。サリアン付の侍女見習いとして働くアティーシャに、サリアンはあの手この手でちょっかいをかけてきて……。

話進んでないけど、いろいろ進んだ!

男装潜入物語第10巻。10巻にしてあんまり話進んでませんが、ネイトさんとアティーシャ方面がぐぐぐぐぐぐ、っと進んでニヤニヤしてしまいました。やっぱりアティも女の子だね、かわいいね!ほほえましいね!と頬のゆるみを押さえるのが大変でしたねぇ……。

アティーシャの探す父の遺品に関連するアレコレはほっとんど進展してないんですが(ジェッツ先輩、何しにこっちきたんだろう。次回以降につながるのかな?)、そんなことどうでもよくて!サリアン様の白黒っぷりや、ネイトさんのかっこよさ、そしてアティーシャのかわいさを堪能できたので大変満足でした。
できれば話が進展してほしいというのは有りますが、それ以上の部分で期待以上のアレコレを味わえたので、次巻も期待しております。

img聖鐘の乙女 雪の聖画と氷の首飾り
本宮ことは/明咲トウル
一迅社アイリス文庫(2011.08)
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