双界幻幽伝 再会は一蓮托生! / 木村千世

本の感想, お気に入り, 作者名 か行木村千世

黄巾賊が支配する街の怪しげな儀式を探るべく、会場に潜入する朧月と蒼刻だが、撤退中に朧月が張宝にとらわれてしまう。朧月を取り戻すために、蒼刻は情報屋、花守、そして張さんとともに黄巾党の本拠地に乗り込む。

蒼刻が暴走してる!

朧月の能力が明かされたり、張さんの正体が明かされたり、黄巾党さんの実態が明かされたり、蒼刻さんが暴走したりといろいろ忙しかった一冊。相変わらずなんでお前らお付き合いしてないんだよ!と突っ込みつつ、そしてお付き合いもしてないのに蒼刻さんったら!と突っ込みつつ楽しかったです。朧月ちゃんがいないと一人でのろけまくる蒼刻さんが痛々しい……(面白かったです)。

黄巾党や張さん関係(特に張宝さんご兄弟周辺)はそうくるかーと思うところもあり、ここからどう展開していくのか気になるところです。これらは序盤から暖められてきた設定とのことで、無事ここまでたどり着いてよかったねぇ……と。これまたなんというところで!というところで次巻に続いておりますので、次も楽しみ!

双界幻幽伝 再会は一蓮托生
木村千世/くまの柚子
ビーズログ文庫(2012.10)
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