旅日記:北欧に行ってきたよ フィンランドでデータ通信SIMを使う
フィンランドでデータ通信SIMを使ってみたので、設定その他のお話。
※2014年9月時点の対応を記しています。最新の状況は適宜お調べください。
今回も後半1人だし迷ったら嫌だし寂しいし旅行中はネットをできるようにしておこう!とWifiのルータを借りていく予定だったのですが、フィンランドではSIMカードが簡単に手に入るのでSIMロックフリーの端末持っていけば簡単にネットが出来るらしい、ということを知りましたので、SIMを買うことにチャレンジしました。
ちなみに、熟考の結果スウェーデンではいいかな、ということでスウェーデンではSIMは購入せず、市中の無料WIFIが拾えるところでぼちぼちひろってました。観光地ではつながるところが多かったです。
■前準備
私はド○モのSIMフリーに出来るスマートフォンにMVNOのデータ通信SIM入れて使ってますので、まずはそのスマートフォンをSIMフリーにすることから。ドコ○ショップに行ってSIMフリーの手続きをして完了。待ち時間1時間作業時間15分料金3,240円でした。平日の夜に行ったのですが。休日は混んでるらしいので平日夜で正解でした。これくらい簡単にできるなら最初からSIMフリーにしとけよと思ったのはここだけの話ではありません。
■SIMカード入手
いろいろ調べた結果、ELISA/Saunalahti社かdna社のSIMカードの二社択一。先達の解説は前者(ELISA/Saunalahti社)が多い、どうやらエストニアでもELISA/Saunalahti社のSIMで通信ができるらしい、ヘルシンキの前にタリンに行くしならば私もELISA/Saunalahti社のSIMカードを買うぞ!と意気込み、とりあえずストックホルム行きの飛行機に乗り込むまでの間にヘルシンキの空港で何個も見かけるR-KIOSKでSIMカードを買うことにしました。私が買ったのは、入国審査終わって、ムーミンショップとかがあるあたりのR-KIOSK。R-KIOSK自体はヘルシンキ市内ならいたるところで遭遇しますので、空港で買えなくても特に問題無いと思います。
データ通信用のSIMカードを買いたい旨を伝えるとすぐ買える、という話だったので何も考えずに「データ通信用のSIMほしい」と店員さんに言ったところ……
dna社のSIMカードを買ってしまいました!(会社を指定しなかったため)
予定と違うやん。
まあいいか、4.9ユーロで7.9ユーロ分使えるし。
これでヘルシンキに滞在する後半3日分は問題なく通信できるだろうし。
買ったのはdnaのSuperPrepaidというやつです。21 Mbit/s Internet for max. 1,92 €/day while active users can purchase data packages starting at 4,90 € including 100 MBというようなサービスです(必要そうなところを抜き出した)。
なんか見た限り、オンライン上でトップアップもできそうですね。電話番号入れて、バウチャー番号入れてってあるので、結構簡単にできそう。今回は3日しか使わなかったので、1日1.92ユーロということで7.9ユーロ内で収まりましたが、もしそれ以上ならここでトップアップをすれば良いようです。
■設定
タリンでももしかして使えるかしら、とタリン到着前くらいに船の中で設定してみようと奮闘しましたがあえなく断念 [1] … Continue reading。一応簡単な説明はパッケージに英語で書いてありますし、詳しい説明書もついてますが、私は勘違いで失敗しており、結局ヘルシンキについてからdnaのお店に飛び込んで店員さんに設定してもらいました。
ひとまず私のスマートフォンはマイクロSIMなので、ケースに入ってるSIMカードを外して、更にこのサイズは大きいのでもう一回ポキっと折ります。これでスマートフォンにそのまま挿せる。
スマートフォンもどきにSIMカード入れて電源を入れるとPINコードを聞かれるので、カードの裏を削ってPIN1コードを入力。
ここで私は大きな勘違いをして、PIN1に書いてある12桁全部を入れるものと思って12桁を入れていたんですが、何回やってもエラー。たぶん10回間違うとロックが掛かるので、あと2回と言われて怖くなってここでやめました。
この状態だと、PINコード入れないとスマートフォン自体使えなくなるで一旦SIMカードを抜いて設定する時まで待ちます。
お店では、設定できないんですわと中途半端な英語でなんとなく通じてそのまま設定してもらいました。最初に入力するPINコードは、PIN1の番号の「最初の4桁」だけです。12桁ではダメです。
そして次はdnaに電話をかけてアクティベート完了ですが、これは最初にかける電話は全部アクティベート用のdnaの回線につながるようです。店員さんはどこでもいいでって言ってましたが(たぶん)、電話もお願いとお願いしたところ、説明書に記載のカスタマーセンターにかけてくれました。このとき、日本のスマートフォンだと「国番号(日本の+81)をつけますか?」とか余計なおせっかいをしてくれそうになるので、それは無視して入力した番号をそのままかけてもらいます。
で、電話がかかると言語の選択。英語なら「3*」を入力してこれでアクティベート完了です。SMSがフィンランド語でひとまず届きますが、しばらくしたら英語になりますたぶん。SMSが届いたら勝利です。
■使いごこち
簡単な調べ物やメールチェック、地図の確認やツイッターに写真付きで投稿したりするのは特に問題なく、遅いと感じることもなく。動画は見てませんが、旅行中のネット接続という点ではこれで十分ではないかと思います。
なお、SIMカードを入れている限り、機器の電源を落として再度電源を入れた時にPINコードを聞かれます。よって、設定が終わったらさっさとPINコードは変えてしまったほうがいいかもしれません。
ある会社の利用方法が掲載されると全員そっちに流れる法則で、ネット上ではe社のSIMカードの利用方法がたくさん出ていてdna社は利用は少数派ですが、dna社のSIMカードも簡単に設定出来ましたので(電話1本だけで、そこで間違いなく英語選べばいいという点ではdnaのほうが楽じゃないかな……私はアホな間違いで設定できなかったけど)、泣きついた店員さんがいい人だったし格好良かったし、私が今までの人生で(携帯電話、スマートフォンもどきを含めて)SMSを送信したことがないので、SMSの送信が必要なe社はある意味ハードルが高かったかもしれないというどうでもいい理由でdna社の布教を行うべく、この記事をしたためた次第です。dnaのSIMを使う人が増えるといいですね。
dnaのカウンターにいかなくても、ホテルのお姉さんもある程度は設定できそうな、そんな感じだったので [2] … Continue reading最初の言語選択間違っても、お願いするとお店の人じゃなくても設定してくれるかもしれないです。たぶん、同じような状況に陥っている旅行者が多いのでしょう。