聖なる花嫁の失踪 / 悠木美羽

本の感想, 作者名 や~わ行・他悠木美羽

神託で選ばれる王妃の候補を集めた神殿で、下位の巫女として心安らかにひっそりと生きることを望んでいたティアだが、妃を選びに来た第一王子ラスカの目に止まってしまい、姫巫女として城に入ることになってしまう。どうしても妃になりたくないティアは、友人の力を借りて脱走するが第二王子にレオに見つかり、「ラスカに迫られ逃げてきたお付きの巫女」としてレオの従者として匿われることになる。

わりと展開が早かったです。

目立たず生きてたいのに運悪く女癖の悪い王子さまに目をつけられてしまった巫女さんと、好青年な弟王子さんのお話。どーしようもない手癖の悪いお兄ちゃん王子さんがいい感じにいろいろと神経さかなでてくるので、ティアが頑張って逃げ切れるといいなぁと、そんな感じで読んでました。
弟王子さんもティアもなかなか素直になれないタイプで、二人で会話するとなんでそこでこじれるかなぁ、という展開なのでそのすれ違いも醍醐味かもしれません。あと、実は男装なのがポイントが高い(笑)。

嫁取り問題から一気に後継者争いの内戦に突入、そして解決と展開早っそれでいいの?というお話でしたが、一冊完結型ならこれくらいになっちゃうのかなぁ。

聖なる花嫁の失踪
悠木美羽/成瀬あけの
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