宝塚-月組 / 「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」「Forever LOVE!!」
月組の龍さんの退団公演を観てまいりました。
退団公演にふさわしく、色んな所に退団要素が盛り込まれたお芝居とショーで楽しかったのですが、こう、想像以上になんというか二次元的で(お芝居が)、こう、想像以上にワタシ好みで楽しかったです……
■NOBUNAGA<信長> -下天の夢-
これ、ゲームとか漫画とかの原作あるんと違う……?と思わず真顔になってしまったオリジナルのロックミュージカル。それほど日本史に詳しくないのでどこをうまい具合に宝塚風味に改造しているのかはっきりしませんが(いろいろ順番は違うような気がした) [1]わたしの日本史の知識は大河ドラマとその時歴史が動いたで仕入れている。ヒストリアはあんまりみれてないので……、比叡山に象をつれていくのは確実に龍さん信長しかできないと思います!比叡山に象はおかしい。流石にそんなエピソードがあったら各種日本史モノが放っておかないと思う……そして、比叡山は寒いよ!(と思ったんですが比叡山の焼き討ちが9月らしいので、夏の京都は暑いから比叡山も暑そうだしありかなって気もしてきた)
宝塚の史実系のお芝居って、史実に結構近くつくるか、今回みたいにはっちゃけた改造しちゃうかのどっちかで、どっちもそれぞれの良さがあるものなのですが、個人的にはここまでエイヤとやってしまうとその勢いやよし、とニマニマしながらみれたのが楽しかったなぁ。(物理的にも)頼りになる帰蝶さまにくのいち部隊を組織させただけで勝ち……とか思っておりましたが、そのあたりも終盤でも活躍した象には勝てませんでした。あの象、個人的にはすごくインパクトが、インパクトが……。最後も、え、もしかしてその解釈の方?と想像してなかった方に進んだのもちょっと面白かったです。あくまで夢の世界的なオチなのかもしれないんですけど。それにしても最後まで絶対悪役だあの人……と信じていた方ののデレがひどかったので、ぜひともデレる過程をじっくり描いて欲しかった(笑)。
全体的にトンデモ戦国時代劇(※褒めてる)風味なのに、唯一長政さまとお市さまが正統派戦国時代劇で、そして麗しかったです。長政さまかっこ良かった………!
■Forever LOVE!!
ジャケット抜いだらベストにサスペンダーって、不意打ち過ぎて辛い……!
と思った公演でした(もうこれで感想終わっていいかなっていうくらい)。
今回のショーはオーソドックスな流れなのかなぁと思っていたのですが、どうやらそうでもないらしく、最近の宝塚ショーはわりに定型化されていた部分もあるのですがその辺りをバリバリっと破っていた演出に新鮮さを感じました。いつも同じじゃ、楽しいんだけど物足りなさを感じていたのも事実で、こういういいいみでも「裏切られ」感が良いなぁと思った公演でした。あと、龍さんは言わずもながら、まなきさんも超かっこよかった。さすが。
References
↑1 | わたしの日本史の知識は大河ドラマとその時歴史が動いたで仕入れている。ヒストリアはあんまりみれてないので…… |