幽霊伯爵の花嫁3~囚われの姫君と怨嗟の夜~ / 宮野美嘉

本の感想, 作者名 ま行宮野美嘉

サアラのもとに、知り合いの令嬢から婚約披露のパーティーに招待されたサアラは、意気揚々とパーティーに乗り込む。そこで、サアラが親しくしていた令嬢が数か月前から行方不明であることを知ったサアラだが、そんなサアラの元に仕事で追っていた幽霊を追いかけてジェイクがやってくる。

今まで読んだことのある少女小説のヒロインの中で、たぶん一番病んでるなぁ……!

シリーズ3冊目。性格の悪い策士の美人に喧嘩を売るとひどい目にあうよ!というお話でした。サアラが怖い。そしてその売られた喧嘩(の関連事項)に起因して、ヤンデレ化したサアラが、なんというか、もうすごいの一言でした。そしてそんなサアラを無意識にうまく操ると言うか相手をするジェイクがすごい。もう二人してこの二人にはお互いしかいないよなぁという空気を醸し出しているので、末永くお幸せになさってくださいとしかいえないです……。

今回の幽霊騒動も、人間の闇って怖いなぁという展開で、(個人的に)予想外のところに着地してしまいました。わりと凄惨というかひどい真相ではあるのですが、あまり重々しさを感じさせないのは宮野さんの持ち味だなぁと感じております。

幽霊伯爵の花嫁3~囚われの姫君と怨嗟の夜~
宮野美嘉/増田メグミ
小学館ルルル文庫(2012.02)
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