本の感想, 作者名 ま行水戸泉

千年の時を生きるファウスリーゼは死者を屍鬼として蘇らせる力を持つリリスとして孤独な生を生きていた。屍鬼は生きるためにファウスリーゼを恋い慕うが、彼女の屍鬼である真木名だけは他の屍鬼とは違いファウスリーゼに対に傲岸不遜な態度を取る。

噂に違わぬえろえろっぷりでした。

本の感想, 作者名 か行剛しいら

まもなく皇帝に即位する皇子の後宮を作るため、全国各地から美女が集められいる中、遜家の跡取りとして、女でありながら男として育てられた香蓮は妹のかわりにお妃候補として中央に行くことになってしまう。”婚約者”だった桃花とともに、後宮の女官を狙っていた香蓮は、彼女たちを中央まで護衛した先生帝の子供である白勇波に惹かれていき……

中華後宮(にはいる前)ファンタジー。このロマンスは結構好物。

本の感想, 作者名 か行くりたかのこ

東国出身の傭兵センリは通りがかりにに湖に投げ込まれておぼれいた少女テアを助ける。何者かに追われているらしいテアを助けるために、テアの口車に乗り「夫婦」となってしまったセンリ。成り行き上一緒に旅をすることになった二人は、立ち寄った村が山賊の襲撃を恐れていることを知り、用心棒としてしばらく滞在することになる。

時折シリアスなコメディファンタジー。

本の感想, 作者名 や~わ行・他ゆりの奈櫻

平凡なはずの女子高生・真梨は亡き父がフランス名家リス家の出身で、彼女がリス家唯一の跡取りであるということを知る。ジャンヌ・ダルクの血筋につながるリス家の女子は不思議な力を持つと言い伝えられており、その力を狙う一団から母と自分の身を守るためにフランスに向かった。

ヨーロッパを舞台に繰り広げられる前世の恋をからめたロマンスでした。たぶんいわゆるハーレ○イン風。

本の感想, 作者名 か行九月文

嫁入り途中に時の狭間に迷い込み元いた時間に戻れない”あこ”とその一行。婚約者である直継はあこが元いた時間に戻るための手段を探すといい、あこはそれに従い直継の屋敷に引き続き滞在することになる。しかし、「いないはずの」あこの存在のおかげでもののけが近づきやすい状況になっているため、あこは直継の腹心の屋敷に移動することになるのだが……

直継の無自覚ラブとそれに翻弄されるあこの初々しいやりとりがすばらしかったです。

本の感想, 作者名 な行七海ユウリ

エルファーン国の第二王女ラズシエルは退屈な毎日に飽き飽きしつつも、王女としていつか王位を継ぐ姉のために嫁がないといけないことを確保していた。姉姫の戴冠式を間近に控えたある日、ラズシエルの前に魔族の王子ルークが現れる。ラズシエルの亡き父王と魔族の王が交わしたという約束から、ルークはいきなりラズシエルに求婚してくるが、実は求婚相手を間違っていて……

本の感想, 作者名 あ行天野ゆいな

狼国の第一公主・揺光は国王直轄の暗殺者集団「北斗」の首領という顔も持っていた。地方に調査に出かけた揺光は、医学を学びに来たという敵対する隣国の公子・天魁と道中を共にすることになる。天魁にどことなく惹かれる揺光であったが、父王の下した命令は残酷なものであった。

とても新人さんでした。

本の感想, 作者名 は行花村りく

山中で一人暮らす薬師のライは、ある日森の中で傷ついた青年キーファを助ける。国王アルベールの護衛でもある彼を助けたことが縁で、アルベールの招きにより王宮に滞在することになったライ。人付き合いの苦手なライだが、面倒見の良いアルベールやどこか放っておけないキーファとふれあううちに、ライは徐々に人になれていき……

もうちょっとパンチほしいなぁ……

本の感想, 作者名 や~わ行・他雪乃紗衣

全てを終わらすために「薔薇姫」の元に向かった”黒狼”こと邵可。そこで殺害対象である薔薇姫と出会った邵可は、先代黒狼が薔薇姫を殺せない理由を知った。そんな邵可が選んだ道は……(「千一夜」)

とりあえずとてもシリアス。

本の感想, 作者名 ま行前田栄

山賊の頭領の養い子として育てられてき、養父のあとを継いで頭領となったトゥラルク。中央や神殿と全く関係のない人生を歩んできたはずだったが、ある日彼の山賊のアジトにやり手の青年貴族ヒルクィット卿の兵がやって来、トゥラルクは捕らえられてしまう。ヒルクィットはトゥラルクを行方不明になった第一王子として中央に連れて行くというのだが、そんな自覚が全くないトゥラルクは……