本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ネパールから吐蕃にようやく帰ってきた翠蘭は、落ち着くことなくリジムの葬式とラサに建立された寺院の法要の準備に忙殺される。同時期にガルが主導する軍の再編計画と、ラセルの即位の準備も重なり、それらを快く思わない者達がさらなる事件を引き起こしてしまう。

9年越しの物語の最後の一冊、相変わらず面白かったです。

作者名 ま行毛利志生子

ネパールの宮廷内の事件を解決した翠蘭は、その事件の被害者ディーシャの遺体をを故郷に返すため、ネパールの王子とともにディーシャの故郷ランタンに向かう。そこでディーシャの血の繋がらない娘たちと交流を深めた翠蘭は、ディーシャの娘たちの思惑とは裏腹に周囲が巻き起こそうとする「跡継ぎ争い」を恐れる次女のウシャスの申し出を受けるか否か悩む。

翠蘭って、本当に「人たらし」だなぁ。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ネパールを訪問中の翠蘭は、ギャカルで捉えられた玄策一行を救出するためにネパール軍の助力を得るかどうかの決定権をソンツェン・ガムポから委ねられる。吐藩とネパールの関係を考慮の上、ネパール王の申し出を受けることにしたのもつかの間、今度は滞在中の王宮で翠蘭に便宜を計ってくれた藩主の女性が殺されるという事件が勃発する。その事件に巻き込まれ、翠蘭一行に加わっていた少女も行方不明になり……

これ、少女小説じゃない(いまさら

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

唐の僧王玄策一行がギャカルで捕らえられているという知らせを受けた翠蘭は、ラセルとともに自らネパールに向かう。ネパールまでの道案内に、隠遁している知恵者ゲンパを引っ張りだした翠蘭だが、道中花嫁行列を狙った山賊に関する事件に巻き込まれる。

ついにネパールまで。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ラセルの花嫁選びを終え、ようやくヤルルンに戻った翠蘭は、久しぶりにあったラセルとイェルカの成長を喜ぶが、イェルカの行動にとまどいも覚えた。そして、リジムの葬儀のため、ラサに建設中の寺院の建設の指揮を大王から任された翠蘭は、休む間もなく、ラセルを連れラサに向かった。

プロジェクト:仏教寺院をラサに建てるよ!

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ツァントゥーの小王の孫娘4人からラセルの花嫁を選ぶという重大任務を負う翠蘭だが、本人たちの思惑、周囲の思惑、そしてツァントゥーで渦巻く権力争いから難航を極めていた。

相変わらず盛り下がるなぁ……(悪役の悪事に)

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

リジムの喪が明け、ソンツェン・ガムポ大王との結婚に望むこととなった翠蘭は、結婚式の当日に大王の体調が思わしくないことを知る。大王は王太子であるラセルの地位を固めるため、ツァンツーを治めるド氏の一族からラセルの花嫁を選ぶようにと翠蘭をツァンツーに送り込む。

あっちへいったりこっちへ行ったりと翠蘭の移動距離すごい。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行毛利志生子

先日の事件の関係で、父親の旧友であるエルツベルガー男爵に招かれたオリガは、男爵や彼に支援されている学生ヤコフと誼を結び、男爵が可愛がっている犬達の絵を描くことになる。しかし、絵の完成を前に男爵が何者かに殺害され、その容疑者としてヤコフがとらわれてしまう。ヤコフの無実を信じるオリガはロジオンと共に真相を探ることにする。

相変わらずロシア料理がおいしそうでよだれが止まらない。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

視察の後に急遽小王に官位標を授与することにしたリジムだが、官位標を慌てて準備したために誤った官位標を持って行ってしまう。ラセルとともに留守番をしていた翠蘭は、リジムに官位標を届けるためにリジムが「仮病」で寝込んでいるトゥパロンに向かう。そこで、翠蘭はとある女性の結婚を巡り少々ややこしい問題に巻き込まれる。

外伝にて久しぶりのおしどり夫婦。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

十九世紀の帝政ロシア。事業家として成功した伯父の元で暮らすオリガは、幼い頃の父の謎の失踪をきっかけに、過去に死んだ者の死の直前の行動が見えてしまうという能力に目覚めてしまう。ある日、趣味の絵を描きに公園に向かったオリガは、ある少年の死の直前の姿を見てしまう。

読了後、まずはロシア料理店を検索した。