宝塚-星組 / コインブラ物語

素人の観劇日記宝塚, 星組

星組のドラマシティ公演「コインブラ物語」を観てきました。
きらんきらんで豪華でどっひゃーとなりました。これはもうビジュアルの勝利だなぁと思った感想は続きに。

ポルトガルのとても有名なお話(ペドロとイネスでぐぐって初めて知りました……)が原作の「コインブラ物語」、コスプレの楽しさの神髄はこれだ!みたいな感じで楽しんできました。目の保養目の保養。

専科の轟さんが主人公ペドロ王子でとても貫禄があり、なんというかさすがです。今回客席に降りられていたのですぐ間近に理事がっっっ!という瞬間を体験してしまいましたが、なんというか、あれです。もう理事はいろいろな物(性別とかそこら辺)を超越して、なんか凄かったです。さすがだなぁ。
そして涼さん。ペドロ王子に嫁いでくるお姫様の護衛で恋人のビメンタ役。立ち位置だけ聞いて涼さん
を堪能できそうだなぁと思っていたら期待通り堪能できて良かったです。もう立ってるだけできらきらしてて溜息つけそうな貴公子で、貴公子衣装も似合いすぎて頬のゆるみが止まりませんでした……なぜか観ているこちらが謝りたくなるくらい貴公子でした。
個人的に要チェックと思っている紅さん。ワケあり盗賊の頭役で、これまたすぐそこに紅さんがっという瞬間が(以下略)。いやまあかっこいいわー。これは眼福。盗賊一味はみんな元気で格好良くて良かったですねぇ。他にもいろいろ衣装が似合いすぎてて皆さん格好良すぎでした。ロドリゲスとかいいなぁ……。

ヒロインの方も次期月組娘役トップさんとのことですが、正直よく存じ上げておりませんがかわいかった!清楚なお嬢様と盗賊の頭の妹役というふたつの全く方向性の違う役を演じられておりましたがよかったですねぇ。個人的には頭の妹の方が好きです(ただの好み)。ヒロインさんはとにかくドレスがかわいくて種類が多くて、豪華っ!と思いました。もうかわいいドレスてんこ盛りで目の保養やったわ……。

とまあヅカ的コスプレの醍醐味を味わいまくってきたわけですが、ストーリーは大筋は(さすがに原案があるので)ドラマチックですが細かいところがいろいろおかしくてんんんん?という若干残念な感じ。「突っ込んだ方の負け」カテゴリーに入るといいますか、なんというか。出だしからしておかしい。これは王様が息子の帝王教育を誤ったことにより始まった悲劇だなぁとか、なんでそこで理解を示すんだ母!と思ってしまったり。
深く考えずにあのキラキラさとコスプレのすばらしさと王様のひかり具合を楽しんだり、船出の歌の盛り上がりに熱くなったり、男役さんのかっこよさにほれぼれしたり、娘やくさんのキュートさに感心するのが幸せだと思います。フィナーレまで目の保養なのでいろいろと心の洗濯ができました……。