はたらく魔王さま!4 / 和ヶ原聡司

本の感想, 作者名 や~わ行・他和ヶ原聡司

前回の戦闘でヴィラ・ローザ笹塚にあいた大穴を防ぐ工事のため、一時アパートからの退去を余儀なくされた真奥たちは、同時期に行われるマグロナルドの改修工事のための休業も重なり、住む場所と働く場所を失う危機に貧していた。そこで、大家のミキティから紹介された期間限定海の家のバイト(衣食住付き)に一も二もなく飛びつき、真奥・芦屋・漆原の三人で現地に向かうが、なぜか途中から恵美や千穂が合流していた。

漆原が可愛すぎてつらい。

4巻は、海の家でバイトするお話。なんですが。

アラス・ラムスを子守する漆原の姿にぎゃーっとなってしまい、正直その他あんまり覚えてませんね!

……すいません。真奥が潰れかけの海の家を今までのバイトで得た経験を元に一気に蘇らせたり、各人がそれぞれの得意分野を生かして接客したり、漆原がちゃんと働いていたり、いきなり現れた「魔王の魔界の腹心」が持ち込む騒動が偉い騒ぎになったり、大家さんの謎が謎を呼んでさらにわけがわからなくなったりと忙しい一冊でした。面白かったなぁ……!エンテ・イスラと真奥達が流されてきた地球は「別物」とばかり思っていたんですが、何かしらのつながりがあるようで。しかも、大家ミキティさんが実はかなりのキーパーソンらしく、本当にあの大家さん何者なんだろう。こうなると、真奥たちが「ヴィラ・ローザ笹塚」に住むことになったのも偶然じゃないですよね。大家さんの謎があかされることを期待しつつ、続きも楽しみです。

はたらく魔王さま! 4
和ヶ原 聡司/029
電撃文庫(2012.06)
amazon/honto/BOOKWALKER