どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。1 / 六つ花えいこ

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行六つ花えいこ

「湖の魔女」として王都の外れの森の奥深くに住むロゼは、ある日王宮騎士ハリージュ(片思い相手)から惚れ薬を作るよう依頼を受ける。惚れ薬に必要な材料が足りないことから、ハリージュが不足している材料を調達することを条件に依頼を受けたロゼは、小出しに必要な材料を伝えていた。

(面白くて)呼吸困難になりながら読んでました。

私の周囲で大流行のラブコメ少女小説、みかこさん大絶賛だしこれは乗り遅れるわけにはいくまいと読んだところ、想定より早く読み終わった上に気がついたら2巻[1]2冊で完結、とのこと。1冊目だけでも十分お話はきれいにまとまっていますが2冊目もあるのは嬉しい!のDLを開始していました。まあそうなるわなっていうくらい面白かったので、少女小説のラブコメ好きな人は必見ですねこれ。[2]ここで感想終わらそうともちょっと思った

4年前から密かに恋心を寄せる王宮騎士のハリージュから惚れ薬の注文を受ける、という開始早々ヒロインのロゼが失恋(自認)するところから始まる物語なのですが、失恋(自認)しているにも関わらずハリージュの行動に一喜一憂するロゼのかわいいことかわいいこと。とある出来事から一方的にハリージュを認識し、そのまま何らかの進展なしに想いを寄せ続けていたロゼが、惚れ薬の材料を届けるためにロゼの庵にやってくるハリージュと接する事により、更に想いをつのらせてに翻弄される様子が面白いのです。餌付けされるロゼがかわいい。とにかくロゼがかわいい。そして対するハリージュもなんのかんのとロゼにほだされていく様子がいいんですよねぇ……お貴族様の上から目線、ではあるのですが上から目線の理由は朴念仁であるところも影響しており、嫌味なくてイケメン。見た目もイケメンだけど中身も超イケメン。これは良いイケメン……。

いやもう全般に渡って胸キュン床ローリングシーンがてんこ盛りで呼吸困難になるかと思いながら読んでたんですが、なかでも破壊力が高かったのは、好きな相手に惚れ薬を使われる(使ってしまう)というという展開。しかも2回。1回目だけでもひぇぇぇぇと思いながら読んでたんですがそれが2回(方向違うけど)もあるんですよ、辛い(いい意味で)。[3]せっかくなので書きますが物語のキモ部分でもあるかなと思いますので文字を背景色にしときます

人との接触が最低限だったロゼが、ハリージュと関わることで少しづつ世界を広げていくところもいいなぁと思いながら、ほっこり幸せ気分になれるよいラブコメでした。2巻も楽しみ~。

どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。1
六つ花えいこ/Vient
MノベルスF(2019.10)
amazon/honto/BOOKWALKER

References

1 2冊で完結、とのこと。1冊目だけでも十分お話はきれいにまとまっていますが2冊目もあるのは嬉しい!
2 ここで感想終わらそうともちょっと思った
3 せっかくなので書きますが物語のキモ部分でもあるかなと思いますので文字を背景色にしときます