本の感想, 作者名 か行菊地悠美

ミネルヴァ主催の晩餐会で教育係・ファルディオの過去に関係する女性リナリーの存在を知ったユーノは次代女神として気付いてはいけない感情、ファルディオへの恋心を自覚してしまう。そんな気持ちをもてあましつつ、聖宝の手がかりを得たミネルヴァは、ユーノと護衛のエスロットを連れてリナリーの兄であるベルナルド卿の領地に向かうことになる。

ラブがどどんとやってきたユーノのターンでした。

本の感想, 作者名 か行栗原ちひろ

十五年間屋敷から一度も外に出ず、従者ヴィリとたった二人で暮らす少女クリステル。ヴィリと覚えるほど読んだ図書館が全てだった彼女の世界に、墓守を名乗るルカという青年が現れる。ヴィリを「壊す」ためにやって来たというルカは、クリステルが暮らす「円環都市」は三十年近くも前に滅びたという事実をつきつける。ルカによって壊されかけたヴィリを救うため、クリステルはヴィリとルカの三人で人形師が集う街水葬都市を目指すことになる。

閉じられた世界から旅立つ少女の物語。

本の感想, 作者名 か行剛しいら

まもなく皇帝に即位する皇子の後宮を作るため、全国各地から美女が集められいる中、遜家の跡取りとして、女でありながら男として育てられた香蓮は妹のかわりにお妃候補として中央に行くことになってしまう。”婚約者”だった桃花とともに、後宮の女官を狙っていた香蓮は、彼女たちを中央まで護衛した先生帝の子供である白勇波に惹かれていき……

中華後宮(にはいる前)ファンタジー。このロマンスは結構好物。

本の感想, 作者名 か行くりたかのこ

東国出身の傭兵センリは通りがかりにに湖に投げ込まれておぼれいた少女テアを助ける。何者かに追われているらしいテアを助けるために、テアの口車に乗り「夫婦」となってしまったセンリ。成り行き上一緒に旅をすることになった二人は、立ち寄った村が山賊の襲撃を恐れていることを知り、用心棒としてしばらく滞在することになる。

時折シリアスなコメディファンタジー。

本の感想, 作者名 か行九月文

嫁入り途中に時の狭間に迷い込み元いた時間に戻れない”あこ”とその一行。婚約者である直継はあこが元いた時間に戻るための手段を探すといい、あこはそれに従い直継の屋敷に引き続き滞在することになる。しかし、「いないはずの」あこの存在のおかげでもののけが近づきやすい状況になっているため、あこは直継の腹心の屋敷に移動することになるのだが……

直継の無自覚ラブとそれに翻弄されるあこの初々しいやりとりがすばらしかったです。

本の感想, 作者名 か行樹川さとみ

シアシーカーと無事合流した< 黎明の使節団>は新たな目的地を目指して世直しの旅に再出発した。次に彼らが向かったのは、とある田舎の山の中。ハルセイデスは田舎のミトラーダ支部に左遷されたとある人物に会うという目的があるらしいのだが……。

本の感想, 作者名 か行岐川新

母親の出自と自らが持つ特殊な能力から表に出ることなく、ひっそりと暮らしていたロクソンの第二王女レウリアは自ら志願して隣国ブロウに間者として潜入する。レウリアは誰にも怪しまれることなく順調に任務を遂行していたと思われたが、彼女の正体をいぶかしむブロウの第二王子ジェラール。折しもブロウの王宮内で謎の病が流行し、なんとかその病を食い止めたいと動くレウリアはジェラールに助力を請う。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

蹴鞠大会開催中に突如発生した風穴に飲み込まれた桐緒と紗那王だが、清翔王が助け出せたのは紗那王のみで、桐緒はどこかに飛ばされてしまう。桐緒の行方を必死に捜す紗那王たち。当の桐緒は記憶を失い、桐緒たちと因縁のある妖狐・鈴蜜に保護されていた。そして、鈴蜜の案内で桐緒の「大切な人」と再会することとなるのだが……

本の感想, 作者名 か行喜多みどり

はずみで自らが所属する研究室の室長ロードマスターの魔法陣から彼が管理する遺跡に飛ばされてしまったリティーヤ。そこでロードマスターのあら探しをするゼストガとゼストガを見張るバドと合流したリティーヤだが、その遺跡は「始原のキツネ」に深く関わる遺跡らしい。一方、≪学園≫には≪学園≫と敵対する勢力≪風と八月党≫の襲撃の報が……

本の感想, 作者名 か行九月文

大名・鳥居家の姫である「あこ」は、三度延期になった婚儀を今度こそ成功させるために嫁ぎ先である井伊家の領地である佐和山にお忍びで向かう。佐和山城で出会った許嫁の直継は予想外の美形だったが、あこに今すぐ江戸に帰れと告げる。江戸に帰るわけにはいかないあこは、なんとか佐和山城にとどまろうとするが、佐和山に入ってから感じる妙な違和感の正体を知る。