本の感想, 作者名 た行月本ナシオ

超幸運体質のアイリは、(自らの力で)憧れの外務省への入省を果たす予定だったが入省式の当日に新設された「七星守護物対策室」への配属を命じられる。個性的な面々で構成される対策室の中で超不幸体質のハイヅカと組むことになったアイリは、七星守護物に関する事件を早速調査することになる。

超不幸体質というのも、ギリギリのところで死にはしないからある意味凄い幸運なんじゃないかと思ったりした。

本の感想, 作者名 か行神埜明美

皇帝に喧嘩を売ったシェリスを籠絡せんと、第一皇子クラウが神殿に派遣される。皇帝より絶大な権力を与えられたクラウは神殿改革を行い、周囲に好意的に迎えられるが、シェリスの恋人と目される夜の神アストロがしばらく留守にしている間にシェリスを孤立させ、彼女を手に入れるための布石を打つ。

この幼なじみはよい幼なじみだ。本命じゃないけど。

本の感想, 作者名 あ行鮎川はぎの

ノトは無事に夏至祭での役目を勤め上げ、先代・先々代の聖剣の巫女とともに湖畔での避暑に出かけ、先代巫女ローザの実家の別荘に滞在する。カノンが妹や婚約者であるノーラとともに家族の時間を過ごすことについて、間に入れないと感情をもてあますノト。ノトはしばらくカノンと離れて心安らかに休暇を過ごす予定にもかかわらず、ローザの実家の跡継ぎ問題にかかわる事件が勃発してしまう。

ついにラスボス登場っぽいです。

本の感想, 作者名 た行谷瑞恵

伯爵家に嫁ぎ初めてのクリスマスシーズンを迎えたリディアは、父やロタなど親しい人々と伯爵家の領地であるマナーン島のカントリーハウスに滞在していた。カントリーハウスにある不思議なドールハウスに入り込んだリディアとエドガーは、エドガーのシルヴァンフォード家での最後を追体験することになってしまうが……<愛しき人へ十二夜の祈りを>

エドガーは昔からエドガーだったよ!という短編集。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行清家未森

無事リヒャルトと婚約したミレーユだが、偽ギルフォードと交わしかけた「結婚契約書」が行方不明だという事実をつきつけられる。花嫁修業の一環として太后から結婚契約書の捜索を命じられたミレーユは、伯爵令嬢としての花嫁修業と第五師団の一員に扮しての結婚契約書捜索作業という二重生活を送ることになる。

だ、だれか塩を、塩分を……!というジャック団長の言葉が雄弁に物語の内容を語っている新章開幕。

本の感想, 作者名 あ行葵木あんね

炎杳国は女王の髪から生じる不思議な炎『妃炎』で守られる女性主導の国。そんな炎杳国に攻め込み敗走した夜冗国は、和平の証として世継ぎの公主・宝蘭への公子の婿入りを求められる。婿入り公子として白羽の矢が立ったのは、夜冗国の中でも不吉な存在として邪険にされている宵夜。婚儀の場で宵雪の赤い瞳に目を奪われた宝蘭は、宵雪が炎杳国に馴染むよう心を砕くが……

うわ、甘っっっ!(ほめてます)

本の感想, 作者名 な行西魚リツコ

売られた先から逃げ込んだ王宮で、公子の毒殺事件に巻き込まれたアル。「氷姫」の助力を得て殺しの濡れ衣を着せられた人馬族の第二王子タージボーグとアルは王宮から逃げ出し、『牙高原』を目指す。一方、テオはリーサイオンとともに、タージボーグのために挙兵した人馬族の侵攻を食い止めるため、『牙高原』を目指していた。

油断ならないジェットコースターぶりでした。

本の感想, 作者名 あ行鮎川はぎの

隣国の王女暗殺計画がシリウス国内で実行されようとしている知らせを受けたカノンは、シリウス内の大学にお忍びで留学している王女の保護に乗り出す。ちょうど大学への視察を予定していたノトは身分を隠しているという王女をさがすことになるのだが……

シリアスな犬が切ないなぁ。

本の感想, 作者名 ま行村田栞

晄が治める(小さな)領地に山賊が現れ、領内のわずかな蓄えを奪われてしまう。奪われたものを取り返そうと、お供の妖を連れてその根城に乗り込む晄は、道中、妙に明るい陽性の妖・鳳に出会う。

鳳君の相棒にいろんな意味でようやくって思ったけど(遠い目)

本の感想, お気に入り, 作者名 た行谷瑞恵

新校長の方針で男子校での授業を受けられなくなってしまったエリカ達は、下級生と一緒に勉強会を開くことで勉強を続けられる場をなくさないようにと奔走する。そして、学校を卒業後、オールソップの当主として街に残ったエリカは連絡のとぎれたジェラルドを心配しながら、女準男爵としての道を歩み始める。

卒業後の大人編で大満足の最終話でした。